ウミガメの産卵が見られなくなる!?全国有数の産卵地を守ろうと学生たちが奮闘!【高知】
(かめイズムのメンバー) 「ウミガメ好きの方が勝っているので、そんなに苦になっていないかな。(大事なのは)ウミガメ保全の気持ち。小さいころに、ウミガメの赤ちゃんが海に向かう姿をテレビなどで見て、今も印象に残っていて、そういうのもモチベーションだと思っている」 探すこと30分。結局この日は、見つけることができませんでした。 (かめイズム 代表 水本悠斗さん) 「こういう日の方が正直多い。少し気持ちはダウンしてしまうが、持続的に調査することによって、足跡を見つけて、その分ウミガメを保護できたり、保護のために必要な研究を進めたりできるので、ない日が多くても、やる意味を感じる」 後日、水本さんから「高知海岸で卵が見つかった」と連絡がありました。案内してもらうと…。 (かめイズム 代表 水本悠斗(みずもと・ゆうと)さん) 「こちらが7月20日に高知海岸で見つかったウミガメの卵で、ウミガメが出てきているのが、きょう、ふ化した卵」 見つけたのは、メンバーと親交が深い高知大学の院生たちです。より専門的にウミガメの研究を行っていて、卵を保護したり、特別な許可を得て一部を研究対象としてセンターに連れてきたりすることもあります。水本さんもウミガメがふ化する姿を見たのは、初めてだそうで…。 (かめイズム 代表 水本悠斗さん) 「かわいらしいなと思う。貴重な体験をさせてもらっている」 さらに、元気に泳ぐ子ガメの姿も見せてもらいました。 Q.このあとはどうする? (かめイズム 代表 水本悠斗(みずもと・ゆうと)さん) 「ある程度成長したあと、海に帰す。ウミガメが頑張って生まれてきたことを考えると、自分もこれから大学での勉強や研究、生活など頑張っていきたいなと思う」 高知県内では、ウミガメを保護しようという動きが加速していて、2023年5月には、専門家らが情報共有を行う「高知海岸ウミガメ協議会」が発足しました。 かめイズムもメンバーの一員として、得られた調査結果をもとに、県や全国の学会に向けた報告・発表や、県内の子どもたちへの出前授業などを通して「ウミガメを守りたい」という思いを発信しています。
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