“復帰戦”で攻守に奔走した伊東純也 週刊誌報道後初のプレーにランス指揮官は抜擢理由を語る「イトウは重要な選手だ」
日本の“イナズマ”は、指揮官からの抜擢に応えた。 現地時間2月11日に行われたリーグ・アンの第21節ロリアン戦で、スタッド・ランスの伊東純也は先発フル出場。同僚の中村敬斗とともに上々のパフォーマンスを発揮した。 【動画】伊東純也の勇敢な守備 約40m猛ダッシュ→ボール奪取にファン喝采 伊東は日本代表の一員として先のアジアカップに出場も、一部週刊誌による性加害疑惑報道もあって代表チームから離脱。その後にスタッド・ランスに再合流すると、敵地で行われたこのロリアン戦の先発として名を連ねた。 惜しくもチームは0-2で完封負けを喫した。それでも伊東は出色のパフォーマンスを披露。14分に自身が起点となって中村の絶好機を演出したほか、敵陣のペナルティーアーク付近から約40mを猛ダッシュして相手からボールを奪取。攻守に存在感を発揮した。 スキャンダルに揺れた日本人アタッカーの復帰には、指揮官も熱い想いを明かしている。 試合前に「ピッチ外で何が起こっても、サッカー選手としてプレーする準備ができていて、本人がプレーできると感じていれば、チームのために起用する」と伊東への信頼を口にしていたスタッド・ランスのウィル・スティル監督は、ロリアン戦後の会見で「イトウに問題はなかったんだ。我々は彼を大歓迎するよ」と、渦中の身となった30歳の日本人アタッカーへの考えを語った。 「我々にとってイトウはやはり重要な選手だ。彼もプレーできる限りプレーするだろう。しばらくプレーしていなかったからリズムに欠ける場面はあるかもしれないが、そこも問題はない」 この31歳の青年指揮官のコメントを伝えたスタッド・ランスの地元紙『L'Union』も「イトウの復帰に指揮官は好意的な感触を掴んでいる」とリポート。今後のさらなるパフォーマンス向上に期待を寄せている。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
