センバツ2024 近江野球部員、仲間と共に勉強会 教え合い精神育む /滋賀
試験勉強も野球も全力で――。今春のセンバツに出場する近江の野球部員たちは、29日から始まる学年末試験を間近に控えた25日、彦根市の同校で勉強会を行った。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 勉強会は、嫌なことや苦手なことを一生懸命行うことにより選手らの精神面を鍛えようと、長年にわたり部の練習の一環として位置付けられている。 この日は雨でグラウンドが使えなかったため部員たちは約1時間、階段ダッシュやスイングなどの基礎練習に汗を流した後、教室で共に教え合いながら黙々と勉強に励んだ。 武田弘和部長(42)が「自分の将来のためにも好きな野球のみならず勉強にも力をいれてほしい」と話す。選手らに得意の数学を教えていた石田頼選手(2年)は「野球だけではなく、教師になるためにも試験勉強を頑張りたい」と真剣な表情で話していた。【菊池真由】