浮世絵に見る 酒呑童子伝説 北上・鬼の館 創立30周年特別展 フォトスポットも
北上市和賀町岩崎の市立鬼の館(後藤幸生館長)の創立30周年記念特別展「酒呑童子展~京都府福知山市大江山の鬼文化」は、同館で開かれている。日本の鬼の交流博物館(京都府)から借り受けた浮世絵などの資料を展示。巨大フォトスポットも設置され、日本で最も有名な鬼として知られる酒呑童子の伝説を紹介している。10月20日まで。 浮世絵に描かれた酒呑童子 江戸時代に描かれた酒呑童子の伝説を題材にした錦絵8点のほか、明治時代のちりめん本2点、屏風(びょうぶ)1点、鬼瓦3点を展示。同交流博物館の歴史や大江山の鬼文化についての解説パネルも並ぶ。このうち浮世絵は源頼光らが山伏に扮(ふん)して酒呑童子たちに毒酒を飲ませようとする様子などが描かれ、伝説の粗筋を学ぶことができる。 開館時間は午前9時から午後5時(入館4時30分)まで。観覧料は一般500円、高校生240円、小中学生170円。奥州、北上、西和賀、金ケ崎の各市町の小中学生は無料。問い合わせは鬼の館=0197(73)8488=へ。