レアル・マドリード、ラウール率いるBチームが4部降格危機…4部昇格に近づくCチームにも影響 | ラ・リーガ
レアル・マドリードのBチーム、レアル・マドリード・カスティージャが4部降格の危機に瀕している。 現在、スペイン3部リーグに所属しているカスティージャ。ラウール・ゴンサレス監督率いるチームは昨季、ラ・リーガ2部昇格プレーオフに進出するなど勢いを見せたが、今季は不調に喘いでいる。 DFラファ・マリン、MFセルヒオ・アリバス、MFドトールら昨季主力が旅立ち、代わりにMFニコ・パス、MFセサール・パラシオス、FWゴンサロ・ガルシアといった有望株が加わったラウール監督のチームは、今季序盤こそ勢いを見せたものの徐々に失速していった。ニコ・パスの負傷離脱や得点力不足に苦しんできた同チームは現在、3部リーグのグループ2で現在13位に位置。降格圏とはわずか勝ち点3差で、4部リーグに落ちる可能性も現実味を帯び始めている。 カスティージャのセグンダ・フェデラシオン降格は、レアル・マドリードのカンテラ“ラ・ファブリカ(工場の意)”に大きな問題を引き起こすことになる。というのもパウ・ケサーダ監督率いる同クラブのCチーム、レアル・マドリードCは現在5部リーグで躍進を見せており、4部への自動昇格圏内に位置しているが、もしカスティージャが降格すれば自分たちの昇格が不可能となるからだ。 スペイン3部リーグは残すところ7試合。ここ5試合の成績が1勝4分けと泥沼のカスティージャだが、ここから上昇気流に乗り、3部残留を果たすことはできるのだろうか。同チームの運命は、昨季にはビジャレアル監督就任で1部リーグデビューの可能性もあったラウール監督の将来も左右することになりそうだ。