祇園甲部の春公演「都をどり」けいこの総仕上げ「大ざらえ」 4月1日開幕
京都五花街のひとつ祇園甲部の春の公演「都をどり」が4月1日から始まるのを前に、けいこの総仕上げ「大ざらえ」が行われました。31日午後、京都市東山区の祇園甲部歌舞練場ではおよそ600人の招待客が見守る中、芸妓と舞妓がけいこの総仕上げに臨みました。今回の都をどりは「都をどり百五十回源氏物語舞扇」と題した全8景で、これまでの都をどりの歴史を振り返るとともに、源氏物語をテーマに四季を綴った構成となっています。芸妓や舞妓は本番さながらの華やかな舞を披露しつつ、細かい所作や舞台での位置などを確認していました。京舞井上流家元五世井上八千代さんは「全体を通して相変わらずの部分とちょっと新しいかなという部分とをご覧いただけたらと思っております」と語り、ことし初舞台の舞妓・穂乃佳さんは「ずっと憧れていた舞台に初舞台で出させてもらうのでものすごうれしおす。姉さんたちに迷惑をかけないように一生懸命頑張りとおす」と抱負を述べました。都をどりは4月1日から4月30日まで1日3回公演で行われます。