植え付けタイミングは今!秋植え球根植物《厳選3つ》冬~春花壇を彩る花【ほったらかしOK】
「球根植物を植えたいけど、休眠期に球根を掘り出すのは面倒」「植えっぱなしで毎年咲く花を植えたい!」 ◆【写真4枚】冬~春のお庭を明るく彩るスイセンなど、いまが植え付け適期の《秋植え球根植物》を紹介 このような方におすすめしたいのが、植えっぱなしでも毎年花を咲かせてくれる球根植物です。球根植物の中には、休眠期に球根を掘り出す必要があるものや、ワンシーズンしか花が咲かないものもありますが、できれば手間をかけずに花を楽しみたいですよね。 そこでこの記事では、植えっぱなしで毎年花が咲く、お手入れ簡単な秋植え球根植物3選を、参考価格とともにご紹介します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
この記事で紹介する「いまが植え付け適期!冬~早春に花咲く秋植え球根植物」
・スノードロップ ・スイセン ・ハナニラ 涼しくなってきたこの季節に球根を植えるだけなので、お忙しい方やビギナーさんでも育てやすいですよ。お気に入りを見つけてお迎えしてみてくださいね。 次でひとつひとつ見ていきましょう。
いまが植え付け適期《植えっぱなしOK》冬~早春に花咲く秋植え球根植物3選
●うつむき加減で咲く白い小花が愛らしい「スノードロップ」 スノードロップは冬の終わりから早春にかけて花を咲かせ、春を告げてくれる花。うつむき加減に咲く白い小花がキュートで、その姿から「雪の花」「雪の雫」などの素敵な名前で呼ばれることもあります。 野趣あふれる雰囲気で、ナチュラルガーデンにおすすめ。発芽~開花の時期は日なた、夏の休眠期は日陰になる場所でよく育ちます。庭に植える場合は、落葉樹の日陰が最適。コンパクトに育つため、鉢植えでも育てやすい植物です。休眠期は落ち葉などでマルチングをして、温度上昇や乾燥を防いであげましょう。 スノードロップは植物全体に毒があります。小さなお子さんやペットが口に入れないように気を付けてください。切り花で楽しむ場合は、花瓶の水にも注意が必要です。 ※参考価格:400~850円前後(球根3~4球) ●冬から早春の定番花「スイセン」 冬~春のお庭を明るく彩るスイセン。白や黄色の一重咲きが定番ですが、緑やピンク、アプリコットなどの花色や、ペチコート咲き、八重咲きなど変わり種の品種も販売されています。個性的で目を引くスイセンをお迎えしたい方は、探してみてくださいね。 花が咲く時期は品種によって異なり、早いものでは晩秋から咲くものも。早咲きと遅咲きを組み合わせて植えると、晩秋から春まで長く花を楽しめます。 スイセンは日当たりと風通しのよい場所に植えれば、ほぼ手のかからない植えっぱなしOKな植物です。遅く植えると根が張らないので、寒くならないうちに植えましょう。 スイセンも植物全体に毒があります。球根や葉がニラに似ているため、誤食に注意してください。 ※参考価格:150~800円前後(球根1~2球) ●星形で淡い色の花が清楚で美しい「ハナニラ」 星形の清楚な花で春のお庭を彩るハナニラ。品種によっては冬から咲き始めるものもあります。花色は淡い青色や白、ピンクなど、かわいらしい色合いで、どんな雰囲気のお庭にも合わせやすい球根植物です。 道端や田んぼのあぜ道でも育つほど、丈夫で手がかかりません。日当たりのよい場所から半日陰の場所で育ち、日当たりがよいほど早く開花します。日当たりの異なる場所に植えて、開花期をずらして楽しむのもおすすめです。 葉をちぎるとニラに似た香りがすることからハナニラと呼ばれていますが、食用の「花ニラ」とは異なる植物です。ハナニラは観賞用で毒もあるため、誤って口にしないように注意しましょう。 ※参考価格:500~1000円前後(球根5~10球)
まとめにかえて
植えっぱなしで毎年花が咲く、お手入れ簡単な秋植え球根植物を3つご紹介しました。植えてみたい植物はありましたか? 球根を植えっぱなしにして毎年花を楽しむためのコツは、水はけのよい場所に植えること。球根が蒸れて腐らないよう、休眠期はとくに水のやりすぎや高温に注意しましょう。球根植物は比較的成長がゆっくりで、勢いよく広がることが少ないのも、嬉しいポイントです。 今回ご紹介した植物は夏に地上部が枯れるため、夏~秋に花を咲かせる球根植物や宿根草と組み合わせると、お庭がさみしくなりません。この秋は植えっぱなしOKの球根植物を植えて、毎年冬~春に花が咲くお庭をつくってみませんか?
鈴森 真樹