日航機炎上で損失150億円 衝突事故、航空保険適用見込み
日本航空は4日、羽田空港で起きた海上保安庁の航空機との衝突事故で炎上、焼失した航空機の損害見込み額約150億円を営業損失として計上すると発表した。航空保険が適用される見込みだという。2024年3月期の連結業績予想への影響は「精査中」とした。 事故は2日に発生。札幌発羽田行き日航516便エアバスA350と、海保の航空機ボンバルディアDHC8―300が衝突し、炎上した日航機が全損した。焼失した機体はリースではなく、日航の保有機という。 日航は昨年10月、旅行需要の回復などを背景に24年3月期の連結純利益予想を従来の550億円から800億円へと引き上げていた。