横浜・川和町で焼き芋の販売始まる 種子島産の安納芋
横浜市営地下鉄川和町駅近くのくまの農園(横浜市都筑区川和町)で12月10日、安納芋の焼き芋の販売が始まった。(港北経済新聞) 【写真】販売する安納芋の焼き芋 くまの農園は、種子島出身で公務員や運送業、食品業界などを経験した熊野恒次さんが2018(平成30)年に始めたサツマイモの加工所。種子島産のサツマイモをペースト状に加工して、菓子製造業者などに卸すほか、併設する焼き鳥店「鶏種子(とりたね)」も営む。 店頭では昨年から冬の時季に、種子島産の安納芋の焼き芋販売を始めた。今年も秋口に収穫した安納芋を熟成させて、甘みを引き出してから、焼き芋にする。 焼き芋は安納芋の「安納紅」と「安納こがね」。価格はいずれも100グラム250円。熊野さんは今年の安納芋について「もともと希少な安納芋だが、ここ数年は育てる農家が減っているほか、今年はサツマイモ基腐(もとぐされ)病の影響で、熟成中に廃棄しなければいけない芋が多く、提供できる数が昨年よりも少なくなってしまった」と話す。「芋の熟成がこれから進むので、数は少ないがこれから甘くておいしい安納芋が出てくる。年明けからは他の種類の芋も提供するので期待してほしい」とも。 営業日はくまの農園のインスタグラムに掲載。営業時間は11時~18時(21時30分までの日もあり)。販売は来年4月まで。
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