木曽町中 校歌どうする? 8年度に3校統合 準備委の部会 5案を検討 長野県木曽郡木曽町
長野県木曽郡木曽町内3中学校(木曽町、日義、開田)の令和8年度統合に向けて、統合準備委員会総務部会が新しい中学校の校歌のあり方について検討を進めている。現在の木曽町中の校歌を引き継ぐ、新たな校歌を制定する、各中学校の校歌を生かして編曲する―などの5案が挙がっている。部会は、検討結果を統合準備委に提案する。 平成28(2016)年度に旧福島、旧三岳の両中学校が統合した現在の木曽町中校歌は旧福島中のものを引き継いでいる。 町内小中学校の教諭やPTA、地域住民らでつくる同部会は昨年度から、全国の統合校の事例などを踏まえてまず4案を検討してきた。▽現在の木曽町中校歌をそのまま残す▽統合を機に新しい校歌を制定する▽木曽町中校歌を残しつつ、生徒の手で記念歌をつくる▽統合後に校歌について決める―で、それぞれの利点・欠点を洗い出した。 17日夜、町役場で開かれた4回目の会合で新たに「木曽町中校歌に旧三岳、日義、開田の各中学校校歌のフレーズを入れて編曲する」案が示された。一例として、前奏・間奏・1番と2番のつなぎに開田・旧三岳・日義の3中学校校歌のフレーズを織り込んだアレンジが演奏され、部会員が検討材料とした。 同部会事務局の町教育委員会子育て教育課によると、今後、校歌のあり方に対する参考意見を保護者らに募る予定だ。渡辺徹課長は「校歌は学校や生徒にとってはもちろん、地域にとっても重要なもの。これまでの経過を尊重しながら協議をしてまとめていきたい」と話している。
市民タイムス