ヨルシカが横浜流星主演映画「正体」主題歌担当、逃亡する容疑者に優しく寄り添う
ヨルシカが11月29日に全国公開される映画「正体」の主題歌を担当する。 「正体」は染井為人の同名小説を映画化したサスペンスエンタテインメント。脱走した殺人事件の容疑者を追う刑事が、逃走先で容疑者と出会った人々を取り調べる中で、まるで別人のような人物像に出会う様を描く。逃走する鏑木を演じるのは主演の横浜流星。そのほか吉岡里帆、森本慎太郎(SixTONES)、山田杏奈、山田孝之らが出演する。監督は藤井道人が務めた。 【動画】ヨルシカの主題歌流れる映画「正体」本予告 主題歌はヨルシカが書き下ろした「太陽」。逃亡を続ける鏑木に優しく寄り添った歌詞で、作品のメッセージを静かに問いかけるような楽曲となっている。楽曲を聴いた主演の横浜は、公式インタビューの中で「自分も藤井監督も好きなヨルシカさんに引き受けてもらって、この作品のとてもぴったりな、寄り添ってくれる歌を作ってくださって、歌ってくださって本当に感謝しています」とコメントしている。 YouTubeでは「太陽」の一部音源を使用した本予告映像が公開された。 ■ ヨルシカ コメント □ 主題歌を担当するにあたっての感想 他人の作品に関わることの重みをいつも感じています。映画の最後に流れる主題歌は、始まりの一音だけで作品の持つ余韻を消し飛ばしかねないという恐怖があります。この映画の脚本を読んだ時、特にその怖さを感じました。監督との打ち合わせで印象的だったのは「讃美歌」というワードです。受け取ったメッセージを壊さないよう丁寧に作りました。 □ 主題歌「太陽」に込めた思い 太陽をモチーフに、陽の光を蝶の羽根に見立てて詩を書きました。今ヨルシカで作りたいものと、映画の共通項を探すところから制作が始まっています。正体という映画の持つ余韻と調和する仕上がりになっていれば幸いです。