引っ越しのときに「観葉植物」を上手に荷造り・移動させるコツ
引っ越しは何かと煩わしいことが多いもの。 特に、観葉植物がたくさんあると難易度はさらに上がります。とはいえ、大切な観葉植物が引っ越しのせいで枯れてしまったり、移動の途中でいたるところに土をまき散らしといった事態は絶対に避けたいです。 プロの植物スタイリストであるHilton Carter氏が、mindbodygreenの記事で観葉植物を傷つけずに上手に引っ越しするコツをいくつか紹介しています。 詳しく見ていきましょう。
引っ越し前の準備
引っ越しの荷造りをはじめる前に、Carter氏は次の2つを提案しています。これをすることで、引っ越し当日の労力が軽減できるのだそう。 1.土を乾燥させる 植物には水が必要ですが、水やりをした植物は水分の分だけ重くなるので、動かすのがさらに大変になります。Carter氏の裏ワザは次のとおり。 引っ越しの1週間前から土を乾燥させはじめるのがベストです。 植物も鉢もずっと軽くなって運びやすくなります。頻繁に水やりをする必要がある植物を扱うときは、土に「水やりスパイク」を刺し、その上に水を満たしたボトルを置いてみましょう。 これで、土が水を吸い過ぎて重くならずに水分を保つことができます。 2.軽い苗木鉢を使う Carter氏によると、植物を買ったとき入っていたプラスチック製の苗木鉢に入れたままにしておいても、根が伸びて底から飛び出していない限り、まったく問題ありません。 重いプランターや鉢とは別にして、軽い苗木鉢に入れて運ぶと、作業が少し楽になります。
植物の梱包の仕方
梱包は少し余分に時間をかけて注意深く行なうと、新居に着いてから時間と手間を大幅に省くことができます。 1.ビニールシートで鉢を包む 植物が壊れやすい鉢に入っている場合、移動中安全に保つために、包装材で包むのがおすすめとのこと。さらに、Carter氏は次のようにも説明しています。 ビニール袋かビニールシートを鉢の上部にしっかりと巻き付け、テープで留めて、土がこぼれないようにします。 ただし、排水穴を覆わないように要注意。根が呼吸できる状態にしましょう。 2.大型の植物は枝を縛る 引っ越しのトラックや玄関で出し入れしやすくするために、Carter氏は、大型の植物の枝を縛ってまとめることを提案しています。 枝を折らないようにするには、枝を内側に向かってそっと引っ張ることがベストです。ガーデニング用のマジックテープや紐を使い、枝や茎をそっとまとめて縛りましょう。こうすると枝や茎が外側でなく上に向きます。 3.クラフト紙で植物を包む 最後に、Carter氏は、移動中に植物を守るために、植物の上部を包むのがベストだと言います。 植物を包むのに十分な大きさのクラフト紙を用意します。 すべての葉を包み、テープを使って固定してください。これは、寒い季節に引っ越しする際にも役立ちます。葉が凍傷にならないようにすることができます。 植物専門の引っ越しサービスもあるようですが、それなりにお金がかかる覚悟が必要です。 ──2021年5月8日の記事を再編集のうえ、再掲しています。 訳:春野ユリ Source: mindbodygree
ライフハッカー・ジャパン編集部