みんな意外と知らない「鼻くそ」の疑問を解決する!
Q.お酒を飲んだ次の日の朝は鼻くそが多いって本当? 「お酒を飲むと末梢血管が開きます。体が温かくなり、顔も赤くなって汗が出る。そうなってくると、粘膜から作られる鼻水の量も増えます。お酒を飲むと鼻詰まりを起こす人がいますが、粘膜が腫れているんです。なので、個人差はあると思いますが、お酒を飲むと鼻くそができやすいというのはウソではないと思います」 Q.子供が鼻くそを食べる癖があるのですが、害はない? 「塩味で子供が食べてしまうのもわかるのですが、基本は食べないほうがいいでしょう。鼻くそは体に害を及ぼすものを集めた結晶。食べていいことはありません。体調を崩すことはないでしょうが、わざわざ自分の体が排除して出てきたものを食べるのはどうかと思います」 Q.片方の穴ばかり鼻くそがたまることがあるのはなぜ? 「人間の鼻って左右対称ではないんです。広がっている粘膜のひだの大きさも違うし、鼻腔の体積も左右で違う。なので、鼻水が多いほう、少ないほう、空気が通りやすいほう、通りにくいほうが出てくるのは自然なことです」 これで、あなたも鼻くそマスター。明日からお鼻周りをキッチリ整えましょう。 取材/渡辺ありさ イラスト/福田嗣朗 写真/PIXTA