「本当に裏目に出た」西武、継投失敗 9回2死から逆転負け 今井達也8回⅔1失点降板 渡辺監督代行「いっぱいいっぱいと判断した」
◆ヤクルト4―3西武(4日、神宮) 決断が裏目に出た。2点リードの9回2死一、二塁。チーム初完投まであと1人で、西武の渡辺監督代行は先発今井から抑えのアブレイユに代えた。直後に守護神がヤクルト山田に右翼線の同点2点二塁打を許し、延長へ。10回に3番手の松本が崩れてサヨナラ負けし、渡辺監督代行は「本当に継投が裏目に出た」と悔やんだ。 ■「これはバレない!」人気女性タレントがお忍びで西武戦観戦【写真】 今井は129球を投じたとはいえ、9回も154キロを出していた。渡辺監督代行は「気持ちも入って非常に良いピッチングで、うちの中では一番球数を放れる投手。そのまま行かす手もあった」と明かした上で「いっぱいいっぱいと判断した」と責任を負った。今井は「要所で四球を出してしまった」と先制された初回と9回を含む4イニングで先頭に出した四球を反省した。 1点ビハインドから7回に外崎の2号ソロで追いつき、44日ぶりに1軍復帰した代打栗山の通算400二塁打で一時は勝ち越し。それでも今季9度目のサヨナラ負けを喫し、ベテランのメモリアル打もフイになった。「勝ちきるか勝ちきれないかでチーム力の差が出る。絶対次はやり返すつもりで。闘志が湧いてきた」と渡辺監督代行。善戦止まりから抜け出したい。(末継智章)
西日本新聞社