会見する第3戦先発のパドレス・キング（撮影・柳原　直之）

　1勝1敗となったナ・リーグ地区シリーズ（5回戦制）のドジャース―パドレス第3戦は8日（日本時間9日）、舞台をカリフォルニア州サンディエゴに移して行われる。7日（同8日）はパドレスの本拠ペトコ・パークで会見が開かれた。 　パドレスの第3戦先発予定のマイケル・キング投手（29）は今季レギュラーシーズンで13勝9敗、防御率2.95。直近のドジャース戦は9月24日に先発して5回3安打無失点と好投していたが、「（前回登板で）自信をついたつもりだが、明日は完全に違うチームなので忘れる必要がある」とポストシーズンは別と強調。「全く違うアプローチを取っている。同じ配球は使えない。あとは打者のスイングを読んで、捕手を信頼し続けるだけ」と話した。 　今季、大谷には1本塁打を含む4安打、打率.444と打たれている。「大谷はおそらく野球界で最強の打者だ」と評し、「彼ら（ドジャース）にはまだムーキー（ベッツ）、フレディ（フリーマン）、テオスカー（ヘルナンデス）がいる。大谷の走力を考えると、彼が塁にいる時にこの3人と対戦したくない」と"大谷封じ"が鍵を握ると指摘。勝てばリーグチャンピオンシップシリーズ(LCS）進出へ王手がかかる一戦へ、「明日は大観衆が集まり、ドジャースにとっては居心地の悪い環境になるだろう」と大歓声の後押しに期待した。