人的補償で移籍・日高暖己を待つ広島のライバルたちの成績一覧 侍相手に好投したドラ1、育成から這い上がった23歳野手など
広島は、FAでオリックスに移籍した西川 龍馬外野手(敦賀気比出身)の人的補償で、高卒2年目・日高 暖己投手(富島出身)を獲得。「由伸二世」とも称される若き投手が、わずか1年で移籍となったことは大きな話題となった。 【動画】富島時代の日高の投球映像が見られる2022年ドラフト期待度ランキング そんな日高のライバルとなる2022年のドラフトで広島に入団した同期選手たちは、1年目をどのように過ごしたのだろうか。 育成を含めて10人が入団したが、1軍デビューを飾ることが出来たのは3人。なかでも育成2位で入団した中村貴浩外野手(九州国際大付出身)は、5月に支配下へ昇格して1軍デビュー。15試合に出場して打点も記録した。2年目は1軍初ホームランも記録したいところだ。 その中村とともに1軍デビューしたドラフト3位・益田武尚投手(嘉穂出身)、そしてドラフト2位・内田 湘大内野手(利根商出身)は、7月に富山で開催されたフレッシュオールスターに出場。内田は無安打に終わったが、中村は3安打、益田は1回投げて無失点という結果に終わった。 その他の選手たちを見ていくと、ドラフト1位・斉藤 優汰投手(苫小牧中央出身)が着実に力を付けてきた。 ファームでは白星こそつかめなかったものの、5試合に登板。自己最速を更新する152キロをマークするなどステップアップすると、11月に行われた侍ジャパンとの練習試合では2回無失点。球界トップの選手を相手に存在感を示し、2年目への期待を膨らませた。移籍してきた同期・日高とともに、切磋琢磨してチームの底上げを期待したい。 他にも1年目はファームで実績を積んできた選手がほとんどとなっている2022年のドラフト組。1人でも多くの選手が1軍の舞台で活躍することを楽しみにしたい。