トランプ氏とハリス氏の公約比較、外交や経済政策で大きな隔たり…「米国第一」主義なら負担増も
対中国、両党とも厳しい立場
米国と覇権を争う中国に対しては、民主、共和両党とも厳しい立場を崩していない。ハリス氏は、宇宙や人工知能(AI)などの分野で、「中国ではなく米国が21世紀の競争に勝つ」と強調した。
共和党も綱領で「力による平和」を主張し、米軍を近代化することで中国に対抗するとしている。中国への「最恵国待遇」を取り消す方針も示した。トランプ氏は、中国製品への60%超の関税に言及した。
不法移民問題、人工妊娠中絶
不法移民問題では、トランプ氏がバイデン政権でこの問題を担当したハリス氏の責任を追及してきた。トランプ氏は、就任初日にメキシコとの国境を封鎖し、不法移民を強制送還する方針を示す。
人工妊娠中絶問題では、共和党が規制強化を主張するのに対し、ハリス氏は中絶や生殖に関わる権利を擁護する立場だ。