「神対決」制したのは神村学園! 2年連続4強 大社旋風止めた 2番手早瀬朔が神がかり的リリーフ【甲子園】
◆全国高校野球選手権準々決勝 大社2―8神村学園(19日、甲子園) 神村学園(鹿児島)が快勝し、鹿児島県勢で初となる2年連続の4強入りを決めた。 ■21日に激突!【準決勝の組み合わせ】 出雲大社から近い大社と、〝神〟村学園の「神対決」として話題になった一戦。初回に1点先制された神村学園は、2回2死三塁で木下夢稀(3年)の中前適時打で同点に。4回に1点ずつ取り合うと、5回1死一、二塁に相手の失策で勝ち越した。 7回には今大会不振が続いていた4番の正林輝大(3年)が1死一、二塁で大社のエース馬庭優太(3年)から左前適時打で4点目。さらに長打2本で3点加え、今大会次々と強豪校に競り勝って旋風を巻き起こしてきた伝統校を突き放した。 先発したエースの今村拓未(3年)は4回途中2失点と苦しい投球になったが、同点の4回無死二、三塁でマウンドに上がった2番手早瀬朔(2年)が勝ち越しを許さず、こん身のガッツポーズ。6回も1死三塁の窮地でホームを踏ませず、8回も無死一、二塁で連続三振。9回も1死満塁のピンチをしのぎ、再三にわたる神がかり的なリリーフでチームを救った。 スタンドの大応援の後押しを受けて快進撃を続けた大社だったが、1917年以来107年ぶりの4強進出は果たせなかった。
西日本新聞社