米銀JPモルガン、南フロリダの事業強化へ-マイアミ拠点拡張
(ブルームバーグ): 米銀JPモルガン・チェースは富裕層に人気のフロリダ州南部で顧客を増やすため、マイアミとパームビーチで事業を拡大する。
同行は資料で、マイアミの金融街ブリッケルにあるオフィスを2倍の16万平方フィート(約1万4864平方メートル)に拡張すると明らかにした。これにより、従業員400人の増員が可能だという。
南フロリダ市場リーダーシップチーム共同責任者のジョナサン・ベロ氏は「マイアミと南フロリダはますます多くの顧客とコミュニティーパートナー、従業員の本拠地となっており、中南米事業の戦略的拠点でもある」と説明した。
JPモルガンの南部進出拡大、フロリダ経済に数十億ドル貢献-CEO
JPモルガンはまた、ウェストパームビーチで1万3000平方フィートのオフィスをリース。来年の早い時期に南フロリダに3つの金融センターを開設する予定だ。
同行は南フロリダでの事業強化で同地域に平均1億5100万ドル(約241億円)相当の経済活動と建設業で380の雇用をもたらすと予測している。
広報担当者によると、マイアミのオフィスはJPモルガン最大級の国際プライベートバンキング業務を扱い、主に中南米の顧客にサービスを提供している。
原題:JPMorgan Doubles Miami Offices in Push for Wall Street South (抜粋)
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Anna J Kaiser