【山形】大蔵村の伝統行事「さんげさんげ」無病息災を願う
YTS山形テレビ
山形県大蔵村肘折では無病息災などを願う伝統行事「さんげさんげ」が行われました。 「肘折地区のさらなる賑わいを願って地元の人たちが温泉街を練り歩いています。冬の肘折に掛け声やほら貝の音が優しく響いています。」 一年の行いに懺悔をして五穀豊穣を祈願する「さんげさんげ」。江戸時代から続くとされる伝統行事です。きょうは白装束に身を包んだ15人の行者たちが冷たい雨に打たれながらおよそ1キロを練り歩きました。 温泉街などをまわり終えると餅つきが行われ、地元住民や観光客も加わり温泉街は賑わいに包まれました。 【観光客】 「地域の方がたくさん協力して伝統をずっと受け継いでいる様子を見られたので、すごく感銘を受けた。」 餅をつく行者の中には県外の大学生の姿もありました。 【東京の大学生】 「伝統行事というものが昔あったものというイメージだったけれど、実際に自分が参加することが出来たので自分の身をもって体験できたのは良かった。」 【行者】 「後継者不足とかいろんな問題はあるけれどこのような祭事に関わってもらい『やっぱり肘折楽しいな』と思っていただいて、今後の肘折を盛り上げてらいたい。」