ロッディオヘッド×デザインチューニングシャフト。「球の上がりやすさとそこから来る安心感がいい」(堀越プロ)【人気ゴルフ工房のぶっ飛びドライバーをキング・オブ・試打が語る】
地域に根ざした大衆的な中華料理店「町中華」にスポットが当たって久しいが、同じように地域に根ざしたゴルフショップといえば「ゴルフ工房」がある。経験豊かなクラフトマンが使い手の要望に合わせ、ヘッドとシャフトを組む「カスタムクラブ(地クラブ)」が人気だ。そこで、人気工房の「飛ぶスペック」を週イチで紹介! 試打者はゴルフダイジェストで四半世紀にわたり世に出たほぼすべてのクラブを打ってきた堀越良和プロだ。
切り返しの間、ヘッドの重みを感じれるクラブ作りを大切にしている
連載第13回目は、福岡県宗像市にある「ゴルフ工房ゲイン」の森本暁さんがおすすめする1本をご紹介。18歳からゴルフをはじめ、当時はパーシモンメーカーに従事していた森本さんはベストスコア69の腕前の持ち主。父親が始めた「ゴルフショップムナカタ」を平成10年に城山ゴルフアリーナ練習場敷地内に移転、「ゴルフ工房ゲイン」と改名した。 「ゴルフ工房ゲイン」の主な客層は30歳~50歳がメインで、以前に比べ若いゴルファーが増えているという。「まず臨機応変にクラブを作ることを心がけています。そして練習場に工房が併設されているので、機械に頼らず実際の弾道とスウィングを見て判断できるのが強みです。練習場とコースでの振り心地は異なるので、ラウンドで試打をしてもらっています。いま流行りのシャフトだから良いということはなく、切り返しのタイミングやスウィングタイプを実際に見ることでお客様のニーズに応えることができると考えます」といい、感覚を最大限に生かすクラブ作りがポイントと語る。また「私自身が使用したものをお客様に提案しているので、カタログだけでは伝わらない“良さ”を自信をもって勧めています」 「スポーツライフプラネッツ『ロッディオ F-Tuning』とデザインチューニングの『メビウス リキッド DX Mk』がおすすめのセッティング」と森本さん。「『ロッディオ F-Tuning』は軽量化されているヘッドで、余剰重量を生かして好みのセッティングにできるヘッドです。ヘッドに7g鉛を入れて当たり負けしないように少し重くしています。シャフトは一見軟らかく感じますが、実は叩けるシャフトで、ゆったりと振るイメージのゴルファーに合うと思います。男性が女性用シャフトを使うとゆったりと振れるのと同じ原理です。『メビウス リキッド DX Mk』は軟らかい分、無駄な力みがなくなり、パフォーマンスの向上が期待できます」と森本さん。