ヘリで楽しむ空の旅「峡南地域の新たな観光資源に」遊覧飛行のモデルツアー開催 山梨・富士川町
YBS山梨放送
富士川町の河川敷に整備されたヘリポートを拠点に11日、峡南地域の空の旅を楽しむモデルツアーが行われました。 松永記者 「中部横断道の料金所の南側にヘリコプターが着陸しました。峡南地域の新たな観光資源となるのでしょうか」 富士川町は富士川沿いの河川敷にヘリの発着場を整備し、いずれは不特定多数のヘリコプターが離着陸できる「公共用へリポート」を目指すとしています。 ヘリポートを整備することで交通の便に関係なく観光客を集めたい狙いがありますが、11日はこのヘリポートを拠点とした遊覧飛行が行われました。 東京・新木場を出発したヘリコプターが富士川町のヘリポートに着陸。給油などを済ました後、富士山や身延山、七面山など峡南地域や周辺の山々の景色を上空から楽しみました。 主催者はヘリコプターを使った観光ツアーを去年から行っていますが、ヘリポートの整備でより峡南地域にフォーカスしたツアーが組めるといいます。 モデルツアーを主催した「みのぶ農泊地域連携協議会」樋口純子 代表 「(以前は)少し遠くのヘリポートを借りていたが、今回からはグッと峡南地域の中に入ってくることができて、峡南というエリアを売る最大の強みになってくると思う」 遊覧飛行に参加した富士川町の望月利樹町長もヘリを使った観光開発に手ごたえを口にしました。 富士川町 望月利樹 町長 「10分くらいであっという間に富士北麓に到着した。富士山の観光は富士北麓だけでなく山梨県全体のものという感覚を受けた。(ヘリポート利用の観光は)非常に期待している。キックオフとしては非常に充実したフライトだった」 町は今後、公共用ヘリポート整備に向け、気象や騒音に関する調査を実施していく方針です。