期待外れ…。Jリーグ、今季の“ガッカリ”外国人選手(10)大失敗…。国内最高クラスの移籍金が無駄に。輝きを失ったアジア人
2023シーズンの明治安田生命J1リーグはヴィッセル神戸の優勝で幕を閉じた。先日には今季を彩った選手たちがJリーグアウォーズにて表彰されたが、期待されながら思った活躍を披露できなかった選手もいる。今回は、残念ながら活躍できなかった外国籍の選手を紹介する。
MF:チャナティップ・ソングラシン(タイ代表) 生年月日:1993年10月5日 所属クラブ:パトゥム・ユナイテッド(タイ) 2023リーグ戦成績:2試合0得点0アシスト(川崎フロンターレ) タイの英雄的存在であるチャナティップ・ソングラシンは2017年に北海道コンサドーレ札幌に加入。翌年にはリーグ戦で8得点を挙げてチームの躍進を支え、東南アジア出身選手としては史上初となるJリーグベストイレブンにも輝くなど、北の大地で一つの歴史を築き上げた。 昨年には満を持して川崎フロンターレに移籍。タイメディアによると、移籍金は国内最高クラスの4億円以上となったようだ。しかし、タイの英雄はその金額に見合う活躍を果たすことができず。テクニックの高さは随所で見られたが、札幌時代のような輝きはなく、おまけに怪我も多かったことで主力に定着することは叶わなかった。 今季は挽回が期待されたが、鬼木達監督の元で状況は変わらず、なかなか試合に絡めなかった。そして6月、チャナティップは母国のパトゥム・ユナイテッドに完全移籍。結局、川崎Fでは約1年半の在籍でフル出場が一度もなく、公式戦わずか3得点3アシストと厳しい内容となっている。札幌時代の活躍や高額な移籍金を考えると、大失敗と言わざるを得ないだろう。
フットボールチャンネル