中森明菜とNHKとの間に意見の相違か 2005年、紅白アンケート「スキウタ」上位に2曲ランクインも出場者に名前なし
「NHKから出場の確認が入ったのは確かです。何といっても上位に2曲も入ったのですから。明菜も実際、出場した場合の衣装も考えているようでした。ところがいざ、出場者が発表されると中森明菜の名前はありませんでした。表向きは体調不良で出場を辞退したといいますが、NHKと明菜との間で意見の相違があったことは明らかです。いずれにせよ『視聴者の声を紅白に反映させる』とアンケートをしたのに、蓋を開けたらランク外の歌手ばかりが目立っている。正直、出場者の選考方法は疑問でしたね。結局、松任谷由実さんらが出場したので、明菜はウヤムヤになりましたが、聖子やサザンオールスターズ、DREAMS COME TRUEまでが辞退しました。後日談では『スキウタ』については、組織票の疑いまで出てNHK内部でも失敗だったとの声が上がったそうです。実に後味が悪い話です」
ちなみに12月7日に発売された新曲「落花流水」は翌06年1月2日にテレビ東京系で放送された10時間時代劇「天下騒乱徳川三代の陰謀」の主題歌に起用された。
「明菜にとって06年はデビュー25周年とあって意欲的でした。6月には『DESTINATION』とタイトルした3年ぶりのオリジナルアルバムも出しましたが、驚いたのはパチンコ台のCMに起用されたことです。まさか、明菜のパチンコ台が出るとは想像もしてませんでした。当然、大きな話題になりました」(芸能関係者) (芸能ジャーナリスト・渡邉裕二)
■中森明菜(なかもり・あきな) 1965年7月13日生まれ、東京都出身。81年、日本テレビ系のオーディション番組「スター誕生!」で合格し、82年5月1日、シングル「スローモーション」でデビュー。「少女A」「禁区」「北ウイング」「飾りじゃないのよ涙は」「DESIRE―情熱―」などヒット曲多数。NHK紅白歌合戦には8回出場。85、86年には2年連続で日本レコード大賞を受賞している。