『ライフ イズ ストレンジ ダブルエクスポージャー』試遊。ふたつの世界線を行き来することでの謎解きが新鮮。物語の続きが気になって仕方ない【gamescom 2024】
2024年8月21日~24日の4日間、ヨーロッパ最大級のゲームイベントgamescom 2024がドイツ・ケルンにて開催。 【記事の画像(8枚)を見る】 スクウェア・エニックスは、2024年10月30日に発売する(※)プレイステーション5(PS5)、Xbox Series X|S、Steam向けアドベンチャーゲーム『ライフ イズ ストレンジ ダブルエクスポージャー』(Life is Strange Double Exposure)をプレイアブル出展。現地で体験プレイした感触をお届けする。 ※Nintendo Switch版は発売日未定。 気分は海外ドラマの主人公。シリーズ未経験でも没入できた 試遊できたバージョンは英語音声で固定だったため、筆者は中学生レベルの英語知識を頼りにプレイすることに(トレーラーを観るとわかる通り、製品版では日本語音声でプレイできるのでご安心を)。ただ、それでもカメラワークが見事なおかげか、バッチリ没入感を味わうことができた。 主人公のマックスは並行世界の存在を感知する能力を持ち、別の世界の様子を覗き見ることができる。それだけでなく、ふたつの世界(親友のサフィが 死んでいる世界と)を移動することも可能。この能力を駆使した謎解きが何とも新鮮だ。 試遊した範囲では、本来なら警察によって入れない部屋に、事件が起きていない世界を経由して入ることで手掛かりを探すシーンがあった。逆に、親友が無事な世界で困っている人に、必要なもの(このときは望遠鏡を修理するためのレンチ)を渡したりといったことも。 そう、ふたつの世界を行き来できるのは自分だけでなく、アイテムを持ち込むこともできることが重要だ。互いの世界で必要なものを取ってきたり、一方では封じられている行動をもう一方の世界で実行したりと、能力をフル活用して謎を解いていくのが何とも楽しい(親友の死に直面しているマックス本人は楽しんでいる場合ではないと思うが)。 謎解きだけでなく、ときには究極の2択を迫られるシーンも。ネタバレにつながるのでどんな選択肢だったのかは伏せるが、どっちを選ぶべきか本気で悩んだ。また選択後も、「あっちを選んだらどうなっていたんだろう?」と、異なる選択をした場合の展開がどうなったのかも気になった。製品版では周回プレイが必須かもしれない。 小一時間ほどプレイしたところで試遊は終了。謎解きを考えるのもおもしろかったが、何よりストーリーの続きが見たくて仕方ない。発売日が2024年10月30日なので、それまでの辛抱だ。シリーズ未経験の筆者でも本作単体で楽しめたのでご心配なく。