『FENDI』のアンバサダー就任に主演映画…『STARTO』が目黒蓮の”一本推し”に頼る切実事情
2月1日、『FENDI』のジャパンアンバサダーに就任する『Snow Man』目黒蓮の記者会見が行われ、 【爽やか~】すごい!送迎車の運転手に爽やか~な笑みを浮かべる目黒蓮 「今(契約に)サインするときにちょっと鳥肌が立ちました。まさか、こういう日を迎えられるとは思ってもいなかったので、すっごくうれしいです」 と、喜びを語った。『FENDI』のアンバサダーに日本人が就任するのは初めてのこと。加えて、 「旧ジャニーズタレントがこの時期に海外ブランドのアンバサダーに就任するのは異例中の異例のこと」 とファッション業界関係者も驚きを隠さない。 「実は『SMILE-UP.』所属のタレントは有名ブランドのアンバサダーになりたがる者が多く、日本支社のスタッフに直訴するケースもありました。しかし、国内よりも性加害問題に厳しい海外ブランドはもちろん『NO』です。そんな中、目黒が『FENDI』のアンバサダーになったことは本当に驚きでした」 さらに、彼の起用理由についてファッション誌関係者はこのように予想する。 「エルメスやシャネル、ルイ・ヴィトンなどに比べると、商品の価格がやや低く設定されている『FENDI』なら、目黒のファンにも手が出しやすいということに加え、3年ほど前から彼が表紙を務めるファッション誌が完売するという傾向もありましたから、ファッション業界はモデルとしての彼に以前から注目していました。 海外のファッションショーのランウェイ経験があるのは同じ『Snow Man』のラウールですが、ユーザーの購買意欲をかきたてるという意味では目黒が圧倒的なのです」 俳優としての活躍もめざましい目黒は、2月4日に『第45回ヨコハマ映画祭』で最優秀新人賞を受賞。対象作品は『わたしの幸せな結婚』と『月の満ち欠け』だった。2月17日には目黒が主演を務めた『トリリオンゲーム』(TBS系)の映画化が発表された。公開は’25年だという。 「旧ジャニーズ事務所から次から次へとタレントが退所する中、『Snow Man』や『SixTONES』のメンバーは1人も欠けることなく、『SMILE-UP.』のために活躍している印象です。 その中でも目黒の活躍ぶりは、まさに“一人勝ち”と言えるほどめざましいものがあります。4月からは『STARTO ENTERTAINMENT』として新たなスタートを切りますが、『今年は目黒一本推しでいく』というメッセージのような気がします」(アイドル誌編集者) かつて『Snow Man』はデビューできずにくすぶっていたが、自身の主演舞台での共演が多かった滝沢秀明氏が目黒とラウール、そして関西Jr.の向井康二の3人を加えて9人編成にし、ゴリ押しでデビューさせた経緯がある。 「旧ジャニーズのファンは、結成当初のメンバーをこよなく愛する傾向があります。だから『Snow Man』は6人だと言い張り、9人になることを受け入れない古参のファンが多かったものです。でも、目黒くんやラウールくんは新規のファンを多数連れてきた。現在の『Snow Man』がミリオンセールスを続けるのは、目黒くんとラウールくんのお陰だということを古参ファンもやっと理解しはじめました。 ですから、CMやレギュラー番組で目黒くんがセンターになっても他のメンバーのファンは文句を言いません。6人時代のメンバーにもドラマやバラエティからオファーがあるのも目黒くんとラウールくんが牽引してくれたからと言っていいでしょう」(前出・編集者) そんな目黒の知名度を一躍上昇させたのが’22年に放送された川口春奈主演の『silent』(フジテレビ系)だ。大人のファンを増やし、社会現象にもなった同ドラマは川口をCMクイーンに押し上げ、目黒を木村拓哉並みの俳優にしたと言われている。 「その『silent』の後、全く異なるキャラクターで出演したのが『トリリオンゲーム』でした。文字通り、静かな目黒が、いきなりオラオラなキャラを演じたことを受け入れられないファンも少なくありませんでしたが、振り幅の大きい役どころを演じながらステップアップしていったのは、まさに木村と同じと言えます。 ただ、27歳の誕生日を迎えた目黒と、昨年51歳となりイケオジの仲間入りをした木村。コアターゲットに影響を及ぼすタレントにターゲットを絞っているテレビ局やスポンサーが目黒のほうにオファーするのは火を見るより明らかとも業界では言われています」(民放テレビ局ディレクター) ただ、所属タレントの退所ドミノは現在もまだ続いている。『STARTO』は本当に大丈夫なのだろうか。 「新社長の福田淳氏は、のん(旧名・能年玲奈)一人のエージェント会社を経営していることでも知られています。『2年間しか社長を務めないのでは?』との噂も聞こえてきますし、任された会社を大きくしていこうという気はなさそうです。そんな小さな所帯なら、目黒一人でも支えていけるという考えなのかもしれませんね」(テレビ局編成マン) 旧ジャニーズ事務所とは、タレントの育成方法もマネジメントの仕方もかなり違ってくるようだ。今年の目黒の活躍ぶり、そして4月から本格始動する『STARTO』の動向を見守りたい。
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