陸自オスプレイあす飛行再開へ 沖縄県の接触事故“パイロットの操作ミス”と九州防衛局【佐賀県】
サガテレビ
10月、沖縄県で陸上自衛隊のオスプレイが地面と接触した事故をめぐり、九州防衛局は14日に事故の原因について“パイロットの操作ミス”と県に説明しました。陸上自衛隊は、15日にもオスプレイの飛行を再開させる方針です。 14日午後4時ごろ、県庁を訪れたのは九州防衛局の江原康雄局長など3人です。 この事故は、10月27日、沖縄県の与那国駐屯地で陸上自衛隊のオスプレイ1機が地面と接触し、機体の一部が損傷したものです。 陸上自衛隊のオスプレイの事故は初めてです。 【九州防衛局 江原康雄局長】 「本件事故の発生により県民の皆様に不安を与えたことは誠に遺憾。申し訳ない。物的要因や外的要因は本事故には関連はなくて、“人的要因”に起因するものと確認できた」 九州防衛局によりますと、パイロットがエンジンの出力関連のスイッチを作動させなかったことなどが事故の原因だということです。 また、再発防止策としてスイッチの操作を失念しないよう印をつけることや、離陸中に出力が下がったときの「緊急操作」の徹底などに取り組むとしています。 【県政策部 平尾健部長】 「しっかりとした説明責任を果たす。県民の不安払拭に対しての丁寧な対応。そういったところは今後も継続して求めていきたい」 事故のあと、自衛隊は現在、千葉県木更津市に暫定配備している17機すべての飛行を停止していましたが、15日にも飛行を再開させる方針です。 一方、関係者によりますと、吉野ヶ里町の目達原駐屯地では11月24日の記念行事に合わせオスプレイのデモフライトを行う計画でしたが、正式に中止が決まったということです。
サガテレビ