【バレー】仙台・鈴木音「リスクを負って攻める、堂々とエースと言えるようになりたい」、栁下夏苗「打力とコース幅が強み。エースとして点を取る」V2女子
バレーボールV2女子の3試合(2月10日、11日キッコーマンアリーナ、2月3日ヤマト市民体育館前橋)から、リガーレ仙台の試合後会見コメントをお届けする。 仙台は2月11日、この時点でリーグ2位のJAぎふリオレーナと対戦し、相手をサーブで圧倒した。 今季は持ち前の粘り強さに加えて、バックアタックを積極的に取り入れたバレーも展開している。
2月11日
仙台 3(25-16、25-15、25-21)1 JAぎふ ●清和真奈美選手(リベロ) ストレートで勝利できて、まず一安心というところです。ここまでのリーグ戦、苦しい場面もたくさんありましたし、悔しい思いもたくさんしてきました。 今週末は何としても土日とも勝ちたいという思いがありました。みんなで勝ちきれたことをすごく嬉しく思います。 ●鈴木音選手(アウトサイドヒッター) すごく嬉しい気持ちで一杯です。 先週末の試合(群馬戦)ではフルセットになって勝ちきれませんでした。 みんなでもう一度「勝ちにこだわる気持ち」について話し合って挑んだ今週末の試合でした。 しっかり2連勝で収めることができたので一旦の安心感はありますが、この後も引き続き気持ちを切らさずやっていきたいと思っています。 ーーサーブで押し切った試合でした。鈴木選手もエースが5本。今日のサーブに対する感想は? 鈴木:私はロングサーブを得意にしています。チームはどういう場面でもリスクを恐れないことをみんなの共通認識にしてやっています。ですので「どの場面でもサーブは攻め続けよう」という気持ちで打っていました。それが点数につながって良かったと思います。 ーー今季のチームはバックアタックがひとつの特徴になっています。鈴木選手は群馬戦で20本を超えるバックアタックを打ちましたが、バックアタックに対する手ごたえは? 鈴木:チームは今シーズンからバックアタックを攻撃の軸に取り入れています。新しい挑戦でもありますし、このリーグの中で自分のバックアタックの精度を上げていけたらいいなと思っています。 自分は高さが強みだと思っています。後ろに下がっても自分の高さを活かした攻撃、バックアタックを打てるように常に準備していきたいです。後ろからも攻め続ける気持ちでやっています。 ーー昨年、この場所で初めてインタビューさせていただきました。足が攣るほどの大活躍でしたね。 あの時はまだ新人で、試合にもようやく出始めていた時期だったと思います。今はすっかりチームの得点源、エースの一人に成長しましたね。 鈴木:大事な場面やここ1点がほしい時にトスが上がってくることが多くなりました。そういう場面で決めきって初めてエースと言える立場になれると思います。 上位のチームや苦しい展開の中でも自分を信じて、周りのチームメイトも信じて、リスクを追って攻撃する。 技術も大事ですけど、気持ちの面でもっと強くなって、自分がエースだって堂々と言えるようになりたいなって思っています。 ーー清和選手に。サーブレシーブが個人ランク2位です。仙台のディフェンスを支えていますね。 清和:今年からポジションを変えました。今までアウトサイドヒッターをやってきましたが、リベロとして挑戦を始めています。 レシーブしかできないポジションです。どうしたらチームの勝利に貢献できるかを考えて、今自分ができることを最大限に発揮しています。 スパイカーが全力で勝負に行けるように、もっと後ろから支えられる選手になっていきたいと思っています。 ーーリガーレ仙台のリベロは「特別な場所」でもあると思います。そこを引き継いだことに関しては? 清和:仙台が重点を置いているのは「トータルバレー」です。私たちは誰か一人の能力がずば抜けてすごいわけではありません。全員で勝ちに行くことを一番に考えています。 今までリベロをされていた方から引き継いだポジションではありますが、それを重荷に感じるのではなくて、私たちが仙台そのものを受け継いでいく、その一つとして、自分なりにこのポジションでできることをやっていきたいなと思っています。 ーー今季の仙台はどんなチーム? 清和:粘り強くボールに食らいついていくところは今までとは変わりません。攻撃の特徴としてはノン(鈴木選手)のバックアタックがありますが、アタッカーが一人で戦うわけではありません。最後に打つのはアタッカーですけれども、特定のところに集めるだけではなく、全員でどんな時でも攻撃態勢に入ることに注力しています。 「トータルバレー」を引き続きやっていきたいと思っています。
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