【速報】「職員と自身の間にズレ」とパワハラ疑惑の斎藤知事 職員4500人回答のアンケート結果を受け パワハラではなく必要な『助言や指導』と主張
兵庫県の斎藤知事のパワハラなどの疑惑をめぐり、23日午前から百条委員会で証人尋問が始まりました。 また、正午過ぎに職員アンケートの一部が公開され、アンケート結果について、斎藤知事が午後1時35分ごろから囲み取材に応じ「『こういう風にした方がいいよ』『こういう風にすべきだ』と注意した」「職員ら受け止め側とのズレが生じている」と話し、自身のパワハラ行為を否定しました。 斎藤知事のパワハラなどの疑惑を調べるために設置された百条委員会は、23日午前から職員6人に対する証人尋問を行っていて、正午すぎには、職員へのアンケート調査の中間報告を公開しました。 公開されたのは斎藤知事のパワハラや物品をねだった疑惑など、7つの項目に対し、職員およそ4500人が回答したもので124ページにも上ります。
■「お前はエレベーターのボタンも押せないのか」
物品をねだったとされる項目では、「カニ、牡蠣、海苔について、頂きものを全て知事が持ち帰った」、「40万円相当の革ジャンを知事がおねだり」と記載。 パワハラの項目では「公用車内で知事が激怒し、前方座席を蹴った」「お前はエレベーターのボタンも押せないのかと」と厳しく罵倒されたなどと書かれていました。
■「職員との間にズレ」と斎藤知事
斎藤知事は、職員へのアンケート調査の中間報告を受けて囲み取材に応じ「職員と自身の間にズレ」があるとする持論を展開しました。 【斎藤知事】「現時点でアンケートに記載された個々の事案の内容や詳細は把握していませんが、特にパワーハラスメントについては『人づてに聞いた』などの回答が約4割に上っているということです。私は県政をより良くしていくと、3年間必死でやらして頂きました」 「そのために必要な指示や指導をさせて頂いたということですけども、これだけ多くの回答を頂いているという事実に接しまして大変残念な思いです」 「改めて私自身のコミュニケーションが不足していたという指摘もあります。そういったことで、職員の皆様との受け取りにズレが生じていたということ。それによって色んなことを聞かれて、不快な思いやご負担をおかけしたということは重く受け止めなければならないと思っています」
■「『こういう風にした方がいいよ』『こういう風にすべきだ』と注意した」パワハラではなく必要な助言や指導と主張
「これまで、県政をより良くするために、必要な助言や指導を『こういう風にした方がいいよ』『こういう風にすべきだ』という注意などをさせて頂きました。時には厳しくさせて頂いたというところもあります。これはより良い県政をしていきたいという思いだということはご理解頂きたいと思います」 「そんな中で、職員の皆様との受け止め側とのそういったコミュニケーションのズレが生じていることについては、真摯に反省することが大事だと思います」 知事への証人尋問は30日に行われる予定です。
関西テレビ