阪神・前川 左翼定着へ上半身“ムキムキ化”計画 「下半身はでかいけど、上半身は薄っぺらいので」
阪神・前川が左翼定着へ、上半身“ムキムキ化”を掲げた。オフに鍛え上げ、来年2月の春季キャンプを迎える計画だ。 「心技体の体のところをきちっと見直さないといけない。体重(83キロ)はこれくらいでいい。上半身と下半身のバランスが良くない。下半身はでかいけど、上半身は薄っぺらいので。そこをもうちょっと良い感じにしたいなと思う」 打席でのドッシリとした構えから連想できるように、強靱(きょうじん)な足腰は自他ともに認めるところ。「薄っぺらい」と自虐する胸部、腕周りを肉厚にすることで、体全体のアンバランスさを解消してパフォーマンス向上につなげたい考えだ。 肉体強化の狙いはスローイングの改善にある。17日までの秋季安芸キャンプでは、他の外野手が日替わりでポジションを変える中、1人左翼を守り続け、課題の守備と向き合った。コーチ陣からは課題を授けられた。 「上からきちっと投げるとか低く強い送球を投げるとか、僕の場合は基本的なことばかり。まあ、体のコンディションが良くなったら、そこも絶対に上がってくると思う」 高卒3年目の今季は初の1軍完走。116試合に出場して打率・269、4本塁打、42打点を挙げた。上半身がパワーアップすればもちろん、打撃への相乗効果が期待できる。