EVなのに「爆音モード」も搭載!? 世界最強・唯一の“アメリカンEVマッスルカー” 新型「ダッジ・チャージャー デイトナ」米国で登場
上位グレード「スキャットパック」は670馬力・850Nmを発生
ステランティスの米国ブランド「ダッジ」は2024年12月4日、米国において「ダッジ チャージャー デイトナ」のマーケティングキャンペーンを開始しました。 【画像】マッスルカーも電動化の時代!? 新型ダッジ「チャージャー」を写真で見る(33枚)
ダッジ・チャージャーは、初代が1966年に登場した、米国を代表するマッスルカー(ハイパフォーマンスカー)です。映画「ワイルド・スピード」シリーズで主人公が駆るクルマとして、知っている人も多いでしょう。 今回登場した新型は5代目にあたります。 新型チャージャーは、ダッジ ブランド初のBEV(バッテリー電気自動車)のみで2024年3月に発表されました。グレードはデイトナ スキャットパック(以下、スキャットパック)とデイトナ R/T(以下、R/T)になります。 車両価格は、R/Tが5万9595ドル(1ドル150円換算で、約894万円)、スキャットパックが7万3190ドル(同、約1098万円)となっています。 スキャットパックは最高出力670馬力と最大トルク850Nmを発生し、0-60mph(約96km/h)加速は3.3秒、0-400m加速は11.5秒を達成すると推定されています。R/Tの最高出力は496馬力、最大トルクは548Nmです。いずれも、パワーショット機能で15秒だけ40馬力パワーアップすることもできます。 新型チャージャーは、前後に400Vの電気駆動モジュール(EDM)を搭載したAWD(全輪駆動)です。リアには機械式LSDも組み込まれています。駆動用モーターは、最高出力335馬力(250kW)と最大トルクは407Nmを発生します。バッテリー容量は100.5kWhです。 一充電走行可能距離は、R/Tが約507km、スキャットパックが約416kmとされています。 新型チャージャーのエクステリアは、従来型のイメージを踏襲していますが、機能性を重視して余分な要素を排除し、マッスルカーらしいものとしています。 ボディタイプは2ドアクーペと4ドアセダンを設定する予定ですが、まずは2ドアクーペから登場します。ホイールベースは、どちらも共通です。 ユニークな装備は特許出願中のフラツォニック チェンバー エキゾーストで、これは2基のパッシブラジエターを使用してマッスルカーらしい豪快なエキゾーストサウンドを発します。もちろん、BEVらしく静かに走ることもできます。
VAGUE編集部