両国・旧安田庭園で初の夜間ライトアップ「光のナイトガーデン」
両国の「旧安田庭園」(墨田区横網1)で現在、初の夜間ライトアップイベント「SUMIDA光のナイトガーデン-心躍る光の情景-」が行われている。(すみだ経済新聞) 【写真】旧安田庭園 旧安田庭園は元禄年間、本庄松平氏の下屋敷として築造された大名庭園に始まる。安政年間には隅田川の水を引いた潮入回遊式庭園として整備され、明治時代には安田財閥の祖・安田善次郎の本邸として使われた。関東大震災後、東京市が復元し、1927(昭和2)年に市民の庭園として開園。その後、墨田区が管理を引き継ぎ、歴史を受け継ぎながら現代に至るまで地域住民に親しまれている。 今回のライトアップでは、庭園の象徴「心字池」を中心に光の演出を施す。池面に映り込む光と影が映える景色は、江戸時代から続く庭園の歴史と最新のデジタル技術が融合した「新たな空間美を体感できる」という。池の周囲にはあんどんを配置し、日本庭園らしい情緒も演出する。 同イベントは庭園周辺エリアとも連携。JR両国駅では「WINTER FANTASY」と題して改札内ギャラリーや隣接する「両国 江戸NOREN」をイルミネーションで彩るほか、12月13日~25日、アプリを活用したライトアップ巡りのスタンプラリーも行うなど、地域全体で冬の夜散歩を楽しむ機会を提供する。 開園時間は9時~18時。ライトアップは16時30分~20時(期間中は20時まで特別開園)。入園無料。12月28日まで。
みんなの経済新聞ネットワーク