愛らしさいっぱい。犬と人が一緒に踊る「ドッグダンス」って何?
関西などで盛況 犬と人が一緒に踊る「ドッグダンス」THE PAGE大阪
音楽に合わせて愛犬と一緒に踊る「ドッグダンス」なるイベントがある。10年ほど前から始まったものだが、最近は認知度も増え、参加者が増加している。このほど開催された日本最大級の「第19回Wiz.dog Club関西ドッグダンス競技会」には、約120組がエントリーし、人と犬が触れ合いながらダンスを披露した。いったいドッグダンスとはどのようなものか。開催日に足を運んで競技会を覗いてみた。人の脚の間をくぐったり、ジャンプしたり、回転したりと、ドッグたちの妙技は愛らしくて魅力いっぱいだ。関係者は「プロのトレーナーも一般の方も競技に参加します。犬と人が本当に楽しくやってますよ」と笑顔で話す。
117組参加したドッグダンス競技会に
「第19回Wiz.dog Club関西ドッグダンス競技会」は、大阪府寝屋川市にある「ホームズ寝屋川店」で今月の14、15両日に開催された。 2日間で117組が参加した。同時期に行われた関東(第3回)は82組だったというから、関西の方がはるかに規模が大きい。主催するWiz.dog Clubは、ドッグトレーナー・ドッグセラピスト育成、愛犬家のためのしつけ方教室、ドッグイベント並びに競技会の企画と運営などを行っており、毎年2回、この競技会を春と秋に開催している。 2日間の開催で、1日目はビギナークラス、アドバンスクラス、マスタークラス、シニアクラス、グループクラスなどがあり、愛犬もプードル、ラブラドール、チワワ、柴犬などさまざま。 2日目はチャレンジクラス、スーパークラスの競技が行われた。ハイレベルのスーパークラスには、プロトレーナーやセミプロ、一般の方がステージで演技し、今回は11組がエントリー。競技終了後に優勝者も決まった。
関東は3回、関西は19回目で認知度が増えて盛況
Wiz.dog Club事業部・本部長の島本洋介さんは、こう話す。「音楽に合わせて犬とダンスをするんですが、人も犬も一緒に踊ります。“トリック”と言う技を披露し、競技タイムは2~3分です。このイベントはイギリスに研修に行ったときにクラフトという大きなドッグダンスがあって、それを日本にも取り入れようということで始まりました。大阪ドームで大きなイベントもやりました。今、しつけ教室にもダンスを取り入れてます。第1回目は20組程度の小規模なものでしたけど」 それが関東は3回目、関西では19回目を迎えており、関西での認知度が増え盛況と言える。ドッグダンス競技をやっている団体は他にもあるが、同イベントは日本最大規模だ。障害物をクリアするなどの競い合いではなく、犬と人が楽しくやるというコンセプトのもと、あくまでエンターテインメントになっている。 一般参加で兵庫県から来たという女性(45)は、「4年前から参加してます。6歳のゴールデン・レトリバーと一緒に踊ります。トリックを教えながら、それを組み合わせて、最終的に曲を乗せるんです」と、説明してくれた。