日向坂46丹生明里 卒業まであとわずか 最後の日まで、最高の笑顔で“ハッピーオーラ”体現
日向坂46丹生明里(23)が11月30日から2日間、横浜・ぴあアリーナMMで卒業セレモニーを開催する。約7年間、アイドルとして駆け抜けた日々を振り返り、ファンやメンバーへの熱い思いを語った。持ち前の輝く笑顔と“ハッピーオーラ”で、ラストステージを明るく包み込む。【玉利朱音】 今年8月、12枚目シングル「絶対的第六感」の活動をもって卒業することを発表。7年以上走り続けた、アイドルとしての日々も残りわずかだ。「最近は、『私もこれまで卒業していったみんなみたいに(セレモニーで)ドレスを着て、もうライブもやらなくなるのかな』という焦りのような、さみしい気持ちがあります」と率直に話した。 17年8月、けやき坂46(現日向坂46)に二期生として加入。何事にも全力投球な愛されるキャラクターと、まぶしい笑顔でグループを明るく照らした。「丹生ちゃん」の愛称で親しまれ、昨年発売の9枚目シングル「One choice」で初センターを務めるなど活躍してきた。 卒業を決断したきっかけは腰の痛みだった。治療に専念した日々を振り返り「今まで普通にできていた活動に参加できないことが本当に受け入れがたくて、テレビも見られないくらいショックな状態でした」と吐露。「治療と活動のどっちつかずは良くないと、昨年の休養期間にあと1年間やりきって卒業しようと意志を固めました」と語った。 ともに歩んだメンバーとの絆は強い。「先輩は仲間であることはもちろん、加入したときからずっと憧れの存在です。同期はただの仕事仲間ではない、絶妙な空気感と関係性がすごく心地よくて特別でした。後輩のみんなは本当にかわいくて、一緒に戦う妹のような仲間です」と表現。「みんな本当に大切な存在です!」と目を細めた。 卒業セレモニーでは1日目を「GAME DAY」2日目を「LIVE DAY」として、ゲームイベントとライブを行う。大のゲーム好きで知られ「日向坂でも今までなかったイベントなのでドキドキです! これまでに行ったことのあるゲームイベントでの経験も踏まえて、皆さんに楽しんでいただけるように打ち合わせでお話ししています」と明かした。 「LIVE DAY」についても、スタッフと打ち合わせを重ねながらセットリストや演出を考案。「めちゃめちゃこだわっています。私らしい色が出せるのではないかと思っています」とアピールした。 ファンへの思いを語る場面では、声により力がこもった。「私を見つけて、応援したい、元気をもらえると思っていただけたことが本当に幸せです。7年間の全てが楽しい思い出で、ちゃんとやりきったという思いがあります」と満面の笑みで伝えた。「セレモニーでも全力を出して、悔いがないように終わりたいと思っているので、最後まで見届けてくださるとうれしいです!」と呼びかけた。 最後に、今後の日向坂46については「グループのモットーである“ハッピーオーラ”という言葉がとっても大好きで、日向坂にぴったりだと思っています。メンバーみんながそのマインドを持ってくれさえいれば十分です!」と願った。 アイドル人生のラストスパート。最後の日まで、最高の笑顔で“ハッピーオーラ”を体現する。 ◆丹生明里(にぶ・あかり)2001年(平13)2月15日、埼玉県生まれ。17年8月加入の二期生。特技は剣道。兄の影響で「ドラゴンボール」などの漫画、アニメが好き。157センチ。血液型AB。