W杯最終予選、中国の国営テレビが次戦中継実施も国内から「生放送はやめろ」の声も… 日本戦、0-7惨敗の波紋広がる
サッカーW杯アジア最終予選・グループC
初戦で日本に大敗を喫した中国代表を巡ってファンは複雑な感情を抱いているようだ。 2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選は9月10日に第2戦が行なわれれる。初戦で中国に7-0と大勝した日本は敵地でバーレーンと対戦。一方対照的なスタートとなった中国はホームにサウジアラビアを迎える。 【ハイライト動画】日本代表、怒涛のゴールラッシュで中国を撃破 日本戦では、多くの国内メディアからその戦いぶりに批判が集中した中国代表。初戦では国営テレビであるCCTV5の生中継もなく、国内ファンからは「テレビ局が放送しない理由が分かった」「どおりでCCTVが放送をやめたわけだ」などと声が上がった。現地メディア『捜狐』によれば、「CCTV5がサウジアラビア戦の生中継の実施を調整し、無数の中国ファンの心に即座に情熱の炎を点火した」と報じており、今回は多くの国民がテレビを通じて観戦ができるようだ。 しかし、ファンは必ずしも代表チームを寛容に見守っているばかりではなさそうだ。同メディアは「ファンの感情は、CCTVの勇敢な生中継に対する感謝と期待だけでなく、試合結果に対する不安も含めて潮の流れのように高まっている」と伝え、SNS上では代表チームに対する賛否さまざまな議論がなされているという。 サウジ戦の生中継が実施されるという同記事に対しても、返信コメント欄では代表チームを後押しするどころか、「生放送はやめろ。惨めに負けて視聴者の心を閉ざしてしまう」「今でも中国のサッカーを見ている人がいるのか」「さらに惨めに失敗するぞ」「生放送はしないでください。今度は10点取られる」「国民の怒りを引き起こすような放送はやめるべき」などと否定的な声が集まっている。 中国のサッカーファンにとって、初戦の大敗はあまりにも大きな爪痕となって残っているようだ。 構成●THE DIGEST編集部