【特集】“笑顔の花火”でみんなを笑顔に! 新たな挑戦が夜空に広がる…コロナ禍の苦難を乗り越え、感動を届ける花火師の奮闘と“家族の応援” (every.しずおか)
顔を手で隠した状態から突然笑顔が現れる「いないいないばあ」を花火で表現するという、これまでにない難易度の高い挑戦です。 (花火師 小口雅央 さん) 「時間差で出てくる花火を作れたら面白いなと、どうやって作ればいいのか全てがイメージできなくて、3年くらいかかった気がします」
小口さんが披露するスターマインのタイトルは「ひまわり畑でかくれんぼ」。黄色や緑の花火で“ひまわり畑”を表現し「いないいないばあ」で“かくれんぼ”をする子どもを表現します。 (花火師 小口雅央 さん) 「ひまわり畑で花をかき分けて、子どもを見つけた!という雰囲気がお客さんに伝わるとうれしいです」
そんな小口さんが作る花火の一番のファンが、奥さんと3人の子どもたち。 (妻・麻友子さん) 「狙うなら上を目指してほしいです。すごく期待しています」
Q:お父さんの花火はどんな花火? 「面白い花火 全部面白い、次の花火も面白い花火がいい」
“笑顔”は夜空に届くか?
そして、いよいよ本番の日がやってきました。朝から花火の筒を設置していきます。スターマインで使用する200発もの花火の打ち上げはコンピュータで制御するため、1つ1つ、そのタイミングを登録していきます。そして、点火装置と花火を約200本のケーブルで1つ1つ確認しながらつなげていきます。 日が暮れはじめ、この日を楽しみにした多くの観客が集まってきました。花火の打ち上げもスタートして、小口さんの順番が近づいてきます。 (花火師 小口雅央 さん) 「いよいよですね。自分が作ったプログラムが構想通りに出るか、そこの心配だけです」
そして、会場には小口さんの花火を誰よりも楽しみに待つ家族の姿が! 「パパ頑張れ~」「次の次だ、パパの花火」 いよいよ全国トップクラスの花火名人10人による競技が始まりました。そして、小口さんのスターマイン「ひまわり畑でかくれんぼ、みんなみーつけた」の点火ボタンが押されました。しかし…音楽は流れ始めましたが、肝心の花火が打ち上がりません。