Jリーグが国内期限付き移籍の新ルールを決議!! 各シーズン貸出・借受できる選手は原則最大10人ずつ
Jリーグは29日に理事会を開催し、各シーズンの国内期限付き移籍について貸出・借受できる選手数を原則最大10人ずつとするなどの新たなルールを決議した。日本サッカー協会(JFA)理事会における決議などを経た上で施行される。 【動画】あのちゃんがサッカー上手すぎ…W杯優勝FWが驚愕「自分の同僚とやってる感覚だった」 新たなルールでは貸出・借受できる選手数はシーズンを通じてそれぞれ最大10人までとなる。ただし当該選手が21歳の誕生日を迎えるシーズンの終了前に開始する期限付移籍であり、なおかつ自クラブ育成選手(15歳の誕生日を迎えるシーズンから21歳の誕生日を迎えるシーズンまでの期間に、自クラブの登録期間の合計日数が990日以上である選手。期限付移籍期間中の期間は期限付移籍先での育成期間にカウント)の場合は対象外。また一つのクラブへ貸出・借受できる選手数はそれぞれ3人までとなり、これに自クラブ育成選手の例外は適用されない。 レンタル期間は最長1年間で、最短期間は従来通り2つの登録ウインドー間のまま。このルールを遵守すれば期限付き移籍の延長合意は回数に制限なく可能となる。加えて第3クラブへの又貸しと完全移籍は禁止される。 そのほか期限付移籍先クラブによる選手契約の一方的な解除の場合に「選手が移籍元クラブに復帰する権利、選手による移籍元クラブへの通知義務、移籍元クラブが選手を復帰させる義務、復帰義務履行の移籍元クラブから一方的解除の移籍先クラブへの求償権」があることが定められ、期限付移籍先クラブとの選手契約書に「期限付移籍であること」と明記することもルール化された。 Jリーグは今回の変更について、国際サッカー連盟(FIFA)が2022年7月に改正した規則に基づくものと説明。同規則では期限付き移籍上限が6人までになっているが、一定程度緩和することが認められていることに加え、大卒選手の期限付き移籍が多くあることや下部リーグなどへの期限付き移籍が有効に働いているといった日本の特性を踏まえ、最大10人までにしたという。