泣きっ面に蜂ハミルトン「今季はF1キャリア史上最悪のシーズン幕開け」と吐露。オーストラリアGPではPUトラブルでリタイア
アルバート・パーク・サーキットで開催されたF1第3戦オーストラリアGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンはパワーユニット(PU)のトラブルにより15周でリタイアを余儀なくされた。 【決勝リザルト】F1 2024 オーストラリアGP ハミルトンは今季、開幕戦バーレーンGPで7位、第2戦サウジアラビアGPで9位。オーストラリアGPでは予選Q2敗退とパフォーマンス面で苦戦しており、そんな中でのリタイアに「F1キャリア史上最悪のシーズンスタートだ」と語った。 「これまでで最悪のシーズンスタートだよ」 一足先にレースを終えたハミルトンはそう語り、メルセデスの苦戦が続く2022年、2023年よりも悪いと考えるかとの質問に対して次のように答えた。 「もちろん、そうだね。2009年よりも悪いと思う」 また、ハミルトンはオーストラリアGPでの短いレースを振り返り、次のように語った。 「上手くいったと思う。Q3に進出できなかったから新品ソフトタイヤを(スタートで)使った。それで何人かのドライバーをアンダーカットすることができて、ペースも問題なかった」 「粒立てて言うことじゃないけど、僕は前に迫っていた。前を走るマシンよりも若干速かったんだ。そしたら見ての通り、エンジンが壊れてしまった」 開幕3戦を終えてハミルトンはドライバーズランキング9番手と振るわないが、メルセデスでの残る21戦に向けてポジティブな姿勢を崩していない。 「意外なことに、僕はかなりいい感じなんだ。本当に、状況を前向きに捉えようとしている。もっと悪くなる可能性もあるけどね」とハミルトンは語った。 「僕はここに来ることができて本当に感謝しているし、オーストラリアでの時間を本当に楽しんでいる」 「チームと仕事をするのをまだ楽しめている。もちろん、優勝争いや完走がしたい。コース外に行って、レースの半分も見られないというのは決していい気分じゃない」 「でも僕らは必ず立ち直れると分かっている。きっと勝利にもたどり着ける。コツコツやっていくしかないね」 「一瞬の出来事に囚われ、それしか見えなくなってしまうのは簡単だ。でも、もっと大きな視野を持つことが大事なんだ。全てをコントロールすることはできない。コントロールできないからイライラするんだ」 「僕は今ハッピーじゃない。でも明日は素晴らしい1日になる」
Haydn Cobb, Adam Cooper