カメルーン大使が被爆者を祝福 「運動を続けたことに敬意」
日本原水爆被害者団体協議会(被団協)へのノーベル平和賞授与決定の祝意を伝えるため、ゼンゲ駐日カメルーン特命全権大使は15日、長崎市にある長崎原爆被災者協議会(長崎被災協)の事務所を訪れ、田中重光会長(83)らに「原爆で苦しみながらも、それを糧に運動を続けてきたのは本当に勇気のいること。敬意を表したい」と述べた。 同席した横山照子副会長(83)は、被爆者の運動の末に成立した核兵器禁止条約について説明し「カメルーンも批准していただきたい」と求めた。大使は「私の知る限りその方向で向かっている」と応じ、面会後の取材に「政府としては核兵器に100%反対している」と語った。