被災ペットをケア 富山県獣医師会、能登地域で移動診療参加
富山県獣医師会に所属する獣医が、能登半島地震の被災地でペットの移動診療に参加している。2月下旬から3月末まで、住民が避難所で過ごしている珠洲市や能登町、輪島市を訪れ、ペットのケアに力を注ぐ。 移動診療は石川県獣医師会が1月末から実施し、富山県獣医師会が応援に入ることになった。県獣医師会は2月、被災したネコ2匹を一時的に預かる事業にも力を貸した。 2月25日に珠洲市で実施した移動診療には、県内から3人が参加。持病のある高齢のイヌに薬を届けたり、発災時に逃げ出して戻ってきたネコのけがを診たりした。 県獣医師会の小動物臨床部会長、保田信一さん(65)=ドリトル動物病院名誉院長=は「ペットは大事な家族。親身になって診療したい」と話した。