「よだれかけ」で求愛する鳥や吸血鳥など、世界中のクセが強い鳥たちを掲載。キツツキやフラミンゴといったなんとなく知っている鳥たちも、実はクセがすごい生態を持っていた

宝島社は7月8日、図鑑『クセがすごすぎる 世界の鳥図鑑』を7月12日に発売すると発表した。価格は1210円（税込）となっている。 『クセがすごすぎる 世界の鳥図鑑』画像・動画ギャラリー 『クセがすごすぎる 世界の鳥図鑑』は、世界中に存在する様々な「クセがすごすぎる」鳥たちをイラスト・解説で楽しく学べる図鑑だ。見た目・生態・得意ワザ・求愛・巣作りのカテゴリー別に67種+αの鳥たちの解説が収録されている。 本書の監修は『やりすぎ 絶滅いきもの図鑑』の監修などで知られる動物学者の今泉忠明氏、イラストは『ずるい いきもの図鑑』などのイラストも手掛けた森松輝夫氏が担当。鮮やかなイラストで子供にも楽しく、鳥たちの生態に迫る解説は大人でも満足できる一冊だ。 事前に公開された内容では、求愛のために赤と青のよだれかけのような肉だれをメスに見せつける「ベニジュケイ」や、食べ物がないときに海鳥をつついて出血させ、その血を吸う小鳥「ハシボソガラパゴスフィンチ」などが紹介された。 ほかにも、大量のドングリをためこむ「ドングリキツツキ」や生き物が生きられないアルカリ湖に巣を作る「コフラミンゴ」など、なんとなく知っている鳥たちの実はクセ強すぎな生態も紹介されている。その生態に行き着いた理由やクセの強さ故の危険など、詳しい情報は是非書籍でチェックしてほしい。 『クセがすごすぎる 世界の鳥図鑑』は7月12日に1210円（税込）で発売予定。身近な鳥から知らない鳥まで、この機会に個性ゆたかな鳥たちへの理解を深めて見てはいかがだろうか。 プレスリリースの全文は以下の通り。 ・海鳥の血を吸う⁉ 奇妙なよだれかけをみせつける⁉ 『クセがすごすぎる世界の鳥図鑑』7/12発売 私たちが知らない“クセすご”な鳥が大集合！想像を超えた鳥67種＋αを掲載 あなたの知らない本当の鳥の姿を紹介！ 『クセがすごすぎる 世界の鳥図鑑』を、2024年7月12日（金）に発売します。 　いきものの中でも、それぞれが幅広い特徴を多くもつのが鳥。本書には、見た目・生態・得意ワザ・求愛・巣作りのカテゴリー別に、世界中の「クセがすごすぎる」鳥たち67種+aが登場します。目立つために体中の羽をギラギラと輝かせたり、時速300kmのスピードで急降下して獲物を捕らえたり、6000mの山を越えて移動したり…世界各国にいるトンデモ鳥たちの、クセがすごすぎる理由や生態を、鮮やかなイラストとともに解説。鳥の特性コラムも掲載しているので、子どもの夏休みの自由研究にもピッタリです。 　監修は、動物学者として有名な今泉忠明氏、イラストレーターは『ずるい いきもの図鑑』の森松輝夫氏。驚きのなかにもクスッと笑える鳥たちを通して、命の大切さや生きることの大変さも学べる一冊です。 『クセがすごすぎる 世界の鳥図鑑』 発売日：2024年7月12日／定価：1210円（税込） 監修：今泉忠明／イラスト：森松輝夫 すごいクセには理由がある…！ 鮮やかなイラスト＆解説で学べる 1章 見た目がクセありすぎ！ な鳥たち 第2章 びっくりな生態がクセ出しすぎな鳥たち 第3章 クセ強すぎな得意ワザを持つ鳥たち 第4章 求愛のクセがとんでもない鳥たち 第5章 とてつもないクセのある巣作りをする鳥たち 思わず見入ってしまう⁉ 「クセがすごすぎる」鳥たちを一部紹介 ■見た目のクセがすごすぎ 🐤口周りがグロテスクすぎる！「コキンチョウのヒナ」 美しい成鳥と比べ、口周りに青く光るビーズのようなものがついていて、少々グロテスクなヒナ。黒板を爪でひっかいたような鳴き声もクセが強い！ 🐤スズメ目カエデチョウ科／オーストラリアに分布 ■クセ強すぎな得意ワザを持つ 🐤ドングリのためこみ方がエグイ！「ドングリキツツキ」 木の幹にたくさんの穴を開け、獲ってきたドングリを大量に詰めこむ。他の動物に獲られないように穴に隠しているつもりだが、実は丸見えなので、簡単に獲られてしまう…。 🐤キツツキ目キツツキ科／北アメリカ西部～中央アメリカに分布 ■求愛のクセが強すぎ 🐤よだれかけを見せつける!?「ベニジュケイ」 求愛するメスに、赤と青の奇妙なよだれかけにも見える“肉垂れ”を見せつけて追いかける。 🐤キジ目キジ科／中国・チベット・インドなどに分布 ■生態がクセ出しすぎ 🐤海鳥の血を吸う吸血鳥！「ハシボソガラパゴスフィンチ」 食べ物がないとき、尖ったくちばしで海鳥を突いて、出血した血を吸う。 （それで死ぬことは滅多にないので、海鳥は気にしてない様子） 🐤スズメ目フウキンチョウ科／ガラパゴス諸島に分布 ■クセ強めな巣作り 🐤生物が生きられない湖に巣を作る「コフラミンゴ」 ヒナが狙われないよう、強いアルカリ性の湖に巣を作る。成鳥の長い脚はアルカリ性に耐えられるが、ヒナは落ちたら死んでしまうので、毎日命がけで暮らしている。 （それでも落ちさえしなければ生きのびる確率は高い） 🐤フラミンゴ目フラミンゴ科／アフリカ、インドの一部に分布 楽しく学べて、いきもの博士になれる！ 宝島社の「いきもの図鑑」