兵庫・百条委メンバーが別委員に苦言「恣意的に操作するかのような行為は、許されない」斎藤知事、あす出席
兵庫県議会議員・増山誠氏が23日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、斎藤元彦知事の疑惑告発文書をめぐる県議会調査特別委員会(百条委員会)についてコメントした。 【写真】百条委のメンバー・上野英一氏 増山氏は「兵庫県知事選挙に異議あり!真相究明県民集会」に出席した百条委員会のメンバーである上野英一県議のスピーチの動画の一部を掲載。「今年の6月に百条委員会を設置する際、丸尾委員(無所属)、庄本委員(共産党)を委員に入れるように県民連合(立憲民主党)の上野議員が動いていたことが分かりました。」と伝えた。 上野氏が「百条委員会には維新の3人がいますが、15人中3人ですので多数決では圧倒的に多いんですが、実はこの(委員の)構成にしたのは、私(上野英一)です」と発言していると指摘。続けて 自民党6名/38名 維新3名/21名 公明2名/13名 県民連合2名/8名 無所属1名/3名 共産党1名/2名 百条委員合計15名/全議員数85名 と会派ごとの百条委員会メンバー数を公開し、“多数”は自民党であることを示した。 別の委員会の構成比も似たような数字になっていることを示した上で「これまで百条委員会では、丸尾委員の私的なアンケートの提出など議題について多数決で押し切られる場面がありました。おそらく上野英一議員も参加する『各会派代表者会』で委員構成が決まったのですが、県民の意見を的確に反映するべき委員会の構成を、恣意的に操作するかのような行為は、許されないと思います。」とくぎを刺した。 なお上野氏は県知事選挙期間中の11月14日のインスタグラムで、特定の宗教団体の旧名などをつづった上で「異常な選挙となっています。」と指摘。斉藤氏について「パワハラの事実はあったのです。百条委員会でも必ずパワハラは認定されます。」「斎藤さんの復活はあってはならないのです。」などとコメントしていた。 県は今月11日に「今回の調査では、パワハラと認められる事案があったとの確証までは得られなかった」と発表した。斉藤氏と片山安孝元副知事は25日の百条委に出席し、証人尋問を受けることになっている。 (よろず~ニュース編集部)
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