シェフラーが5打差で首位維持 追うモリカワは最終日へ「何か特別なことが必要」
31日、米男子ツアーのプレーオフシリーズ最終戦、ツアー選手権は米ジョージア州のイースト・レイクGC(7,490ヤード・パー71)で3日目の競技が終了。単独トップからスタートしたスコッティ・シェフラー(米)が6バーディ、1ボギーで連日の「66」をマークし、通算26アンダー単独首位で最終日を迎える。 “世界ナンバーワン”が自身初の年間チャンピオンに王手をかけた。4打リードで迎えたムービングデーは初日に続いて1番でボギーを叩いたが、7番、8番で連続バーディ。後半は14番でスコアを伸ばすと、上がり3ホールをすべてバーディとし、単独2位につけるコリン・モリカワ(米)との差を5ストロークとした。 「この3日間で2度、最初のホールでボギーを打ったけど、2日間ともそれ以降にボギーを打っていないのが大きい。多くのことが上手くいったし、堅実なプレーができたと感じている。明日のチャレンジを楽しみにしている」(シェフラー) モリカワも必死に食らいついている。4打差を追うこの日は上がり4ホールで3つ伸ばして「67」とし、通算21アンダー。スターティング・ストロークを除いた通算17アンダーはフィールドベスト(シェフラーは通算16アンダー)で、「何か特別なことが必要」と話す最終日を爆発的なスコアで回れば、大逆転での戴冠もあるかもしれない。 単独3位で続くサーヒス・シーガラ(米)はシェフラーから9ストローク離れており、タイトル争いは事実上、上位2人に絞られたと言っていいだろう。年間王者の称号と2,500万ドル(約36億6,000万円)のビッグボーナスを手にするのはどちらか。