良い年願い 大しめ縄 毛越寺山門用仕上げ 岩手・平泉
平泉町内の寺社などにしめ縄を奉納している七区注連縄(しめなわ)の会(小野寺政雄会長)のしめ縄作りが本格化し、地元会員が力を合わせながら大きいもので重さ50キロ以上もあるしめ縄を次々と仕上げている。 毛越寺(藤里明久貫主)に納めるしめ縄を作ってきた地元の老人クラブが高齢化などを理由に続けられなくなったことから地域の有志が取り組みを引き継いだ。 今年は同寺をはじめ、熊野神社や八坂神社のほか、新たに達谷窟(たっこくのいわや)毘沙門堂から依頼されたものも含めた計20本を11月末から製作。 9日は毛越寺山門に飾り付ける大しめ縄の仕上げが行われ、会員5人が胴回り44センチの稲わら3本を力を合わせてより合わせ、長さ約6メートル、最も太い中央部分で胴回り1・1メートル以上もあるしめ縄を作り上げた。