障害者支援施設「三重県いなば園」特別監査結果 新たに不適切行為確認 改善求める
中京テレビNEWS
職員が入所者を殴るなどの虐待が確認された障害者支援施設「三重県いなば園」に対して、三重県は特別監査の結果、新たに13件の不適切な行為があったとして改善を求めました。 三重県によりますと、津市にある「三重県いなば園」では、去年8月に職員が入所者の脇腹を殴るなど去年までの3年間で3件の虐待が確認されています。 県はほかにも虐待行為がなかったかなどを確認するため、去年12月から特別監査を行った結果、新たな虐待行為は認められなかったものの不適切な行為や配慮を欠く行為が新たに13件あったとして、9月9日までに改善策や防止策をまとめた計画書を提出するよう求めました。
8日の県からの指導を受けて、いなば園を運営する三重県厚生事業団の井戸畑真之理事長は「再発防止に向けた改善に取り組んでいく」とした上で、「職員の認識不足や職員も忙しい中で不快な行動を取ってしまったのではないか」として、職員の働き方や風土も改善していきたいと述べました。