実家の押し入れに「タンス預金」が! 父が「いざという時のために」と言っていますが、脱税のリスクがあるのではないでしょうか…?
必要以上の資金をタンス預金しておくメリットは少なくなっている
冒頭で紹介した通り、タンス預金をしている理由の1つに、銀行に預金していても利子がほとんどつかなかったことがあげられますが、今後、金利は上昇していく傾向であると考えられます。2024年9月2日からは、ゆうちょ銀行の通常貯金金利も0.1%に引き上げられます。民間銀行の定期預金などはさらに高い金利が期待できるのではないでしょうか。 そのため、一部を自宅に保管しておくのは良いとしても、必要以上の資金をタンス預金しておくメリットは以前よりも減ってきます。タンス預金をするとしても、「いざという時」を明確にして、目的をもって保管するようにしましょう。くれぐれも、「いざという時」が、自分が亡くなった後に皆で分ける、とはしないようにしてください。 出典 国税庁 No.4152 相続税の計算 国税庁 No.4402 贈与税がかかる場合 ゆうちょ銀行 金利一覧 執筆者:御手洗康之 CFP、行政書士
ファイナンシャルフィールド編集部