お笑いコンビ「空気階段」が岡山市の観光名所PR 市、岡山城など巡る動画作る
岡山市は市ゆかりの人気お笑いコンビ「空気階段」を起用し、市内の観光名所をアピールする動画を作成した。独特な空気感を醸し出す2人の笑いを交えながら、一昨年にリニューアルした岡山城(北区丸の内)などについて見どころを紹介。動画サイト・ユーチューブの市公式チャンネルで公開している。 市の主要施策を動画で発信するプロジェクト「わかるかわる岡山市」の一環で、前編(約6分)と後編(約5分30秒)の2部構成。動画のキャラクターで市在住の青年「ワカルくん」に空気階段の水川かたまりさん(34)=市出身=が、市の実情に詳しい「カワル先生」に鈴木もぐらさん(37)がそれぞれふんし、観光名所の岡山城と造山古墳(北区新庄下)を巡る。 2人は学芸員の案内で岡山城を見学。最上階から市街地を望むほか、城下町の成り立ちを学べるプロジェクションマッピングを体験する。造山古墳では「規模の大きさから、吉備の王がヤマトの大王に匹敵する力を持っていた可能性がある」と説明する市教委職員に「その説を推していきます。岡山最強!」と返すなどコミカルなやりとりを展開する。 岡山県立大(岡山県総社市)の学生グループが開発したクラフトビールを試飲する場面も挟み、新たな特産品をPRしている。 プロジェクトは2022年度にスタートし、今回は第8弾。より多くの市民に興味を持ってもらおうと、コント日本一を競う「キングオブコント」の21年王者、空気階段の起用を決めた。 市広報広聴課は「若者からお年寄りまで幅広い世代が楽しめる内容になっている。全国の人たちが岡山に行きたいと思うきっかけになれば」としている。