社民・福島瑞穂党首 岸田首相の総裁選不出馬に「お疲れさま」「でも、この3年間あまりにひどい政治でした」
社民党の福島瑞穂党首(68)が14日、国会内での定例会見で、岸田文雄首相(67)が9月の任期満了に伴う自民党総裁選に出馬しないと正式に表明したことに関し「岸田首相、お疲れさま。でもこの3年間、あまりにひどい政治でした。裏金問題で責任を取るというのであればもっと、とっくの昔に取るべきではなかったですか」と批判した。 【写真】衆院政治倫理審査会を終え、笑みを浮かべる岸田文雄首相 福島氏は「総裁選が終わった時点で総理大臣を辞めるということを表明したわけです。正直、ちょっと驚きました。2つのプロジェクトチームを成立させて、憲法9条自衛隊の明記と、緊急事態条項についてのチームを発足させて、憲法改正を進めるといったばかり。憲法改正をやることで、総裁選に突入するのかと実は思っておりました」と述べた。 岸田首相が、自民党の政治資金パーティーの裏金事件に触れ、責任を取り「身を引くことでけじめをつける」と言及したことに福島氏は「納得できません」とした。「徹底的に究明し、対策を講じて辞める。あるいは改革を断行すべきであって、〝裏金維持法〟と言われる法律を成立させ、はるかに時間が経った8月の中旬に裏金問題の責任を取ると言われても…」と皮肉った。 福島氏は「結局、自民党は看板を付け替えて、目先を変えて、選挙をやるということでしかありません。自民党は変わらなければならないと岸田首相は言いました。でも、3年間かけて自民党は変わらないということを立証されたんじゃないでしょうか。自民党は変わりません」と厳しく追及する。「自民党政治を変えるのは、社民党を含めた野党の勢力であるということを強く申し上げます」と強調した。 (よろず~ニュース・杉田 康人)
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