”おっちゃん”北村一輝が「ぶっちゃけモテるでしょ?」と若者に褒められニヤニヤが止まらない第8話<おっちゃんキッチン>
北村一輝が主演を務めるミニドラマ「おっちゃんキッチン」が民放公式テレビ配信サービス・TVerとTVer公式SNSで配信中だ。10月25日に配信開始となった第8話では、木越明演じる25歳の美容師が客として学のお店に訪れる。おしゃれな若者に褒められ、無口なりに学のテンションが急上昇した。 【写真】今回のゲストヒロインとして、木越明が25歳の美容師を演じる ■「おっちゃんキッチン」とは TVerとKDDIによるコンテンツ共同制作プロジェクトが始動。 その第一弾作品となる本作は、北村演じる“おっちゃん”店主が営むこぢんまりとした食堂を舞台にした配信ミニドラマ。“おっちゃん”の決め台詞「おまち丼(どん)さま」を合言葉に提供される、心を満たす丼グルメと共に、自身の悩みの解決につながる糸口をその丼から得る若者の姿や、若者たちとの手探りなコミュニケーションを通じて自身の“アップデート”を目指す店主の姿が描かれる。 横型動画をTVerで、縦型動画をTVer公式SNS(TikTok、YouTubeShorts、LINEVOOM、X)で、それぞれ視点の異なるストーリーとして展開される。 ■若者に褒められてニヤニヤが止まらない北村一輝 恐ろしいほどに無口な店主・学(北村)が営む居酒屋「おっちゃんキッチン」。だが、オープニングで「味は一級品、顔だって男前」と語られているように、学はそのイケおじっぷりで若い女性客たちの心をときめかせてきた。 そして今回の客は25歳の美容師(木越明)。美大出身で俳優としてはもちろんのこと、作曲や立体作品の制作を行うなどマルチアーティストとしても活躍中の木越が演じる彼女は佇まいだけでセンスの良さを感じさせる。そんな彼女に、「おじさん雰囲気は悪くない、ぶっちゃけモテるでしょ?」と言われた学。さらにはまじまじと顔を見られ、今流行りのマッシュヘアを勧められる。 相変わらず無口な学だが、その表情はまんざらでもない。その気になって彼女がビールを飲んでいる間、お玉を鏡代わりにキザなポーズをとる。それを見た美容師の客が「興味ある?」と渡そうとした名刺が偶然切れていた。その時の学の残念そうな顔。何人も若い女性客を接客してきたので少し慣れたのもあるのか、マッシュヘアから連想してビートルズの真似をしたり、美容師の服にダッカール(髪のクリップ)がついているのを伝えるついでに志村けんのアイーンのポーズを決めたりと、いつもよりノリノリな姿が微笑ましかった。 ■学にもう一人の娘がいることが判明 出てくる料理も今日は一味違う。お通しは「柿とレーズンの白和え」で、パーティーのアペタイザーのような雰囲気が、おしゃれな美容師にもウケたようだ。そんなお通しでビールが進んだ美容師が学に語り始めるのは、サロンの店長に対する愚痴。自分ともう一人の美容師に対する扱いがどれだけ違うかを細かく説明する。 実は学にはいつもメッセージでやりとりしているさくらの他に、もう一人娘がいることが明かに。さくらは次女で、長女よりも厳しく育てた自覚がある学は美容師の話を聞いて耳が痛い。反省しつつ、今回もまた客の話から料理のヒントを得る学。冷蔵庫から豚肉を取り出し、作ったのはカツ丼。しかし、ただのカツ丼ではなく味噌とカルボナーラソースのあいがけだ。 美容師は「2つのソースを食べ分けていると、それぞれの肉汁とソースが合わさって全く新しい第3のソースが生まれる。なんて贅沢な丼なの!」と大絶賛。そこからサロンの店長は自分ともう一人の美容師、それぞれの性格に合った指導をしてくれているのではと思い至った。 一方、学はその話を聞き、さくらのためと厳しく接していたことが間違いだったことに気づく。気遣いも気が伝わってなきゃ無駄遣い。それが今回の学びだった。 ■文/苫とり子