ほろびてRe:シリーズ「音埜淳」開幕に、細川洋平は“無数の可能性”に気付かされる
「ほろびてRe:シリーズ『音埜淳の凄まじくボンヤリした人生』」が昨日6月21日に神奈川・STスポットにて開幕した。 【画像】ほろびてRe:シリーズ「音埜淳(おとのじゅん)の凄まじくボンヤリした人生」より。(撮影:渡邊綾人)(他7件) ほろびてRe:シリーズは、ほろびての過去作品を掘り起こして光を当てるシリーズ。「音埜淳の凄まじくボンヤリした人生」は、言語学者の音埜淳と、その息子でアニメーター志望の大介、淳の弟・丹波准、そして淳の義弟・楠木塁を巡る物語。出演者には吉増裕士、亀島一徳、上村聡、八木光太郎が名を連ねた。 開幕に際し、細川は「9年前に認知症の家族を思って書いた作品ですが、時を経て、いずれ自分もそうなるかもしれないと思いながらいくつもの出来事と向き合っていると、この演劇に満ちた無数の可能性に改めて気づかされるのでした。これは、親子の話であり、家族の話であり、血の話であり、ひとりひとりの命の話である。そう思っています。すばらしい4人の俳優が演じています。ぜひ多くの方に見ていただきたいです」とコメントした。上演時間は約1時間50分、公演は6月30日まで。 ■ ほろびてRe:シリーズ「音埜淳の凄まじくボンヤリした人生」 2024年6月21日(金)~30日(日) 神奈川県 STスポット □ スタッフ 作・演出:細川洋平 □ 出演 吉増裕士 / 亀島一徳 / 上村聡 / 八木光太郎